過去ログ - ラブ・ランブル! 〜播磨拳児と九人のスクールアイドル〜
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930: ◆4flDDxJ5pE[saga]
2014/10/15(水) 20:14:49.87 ID:ZF7oeVNYo

 廊下から足音が聞こえる。

「ごめんなさい! 遅くなりましたあ!」

「生徒会長が遅刻とは許されへんわねえ」

 悪戯っぽい笑みを浮かべながら希は言った。

「あ、希ちゃん。来てたんだ。久しぶり。ことりちゃんもごめんね」

「大丈夫だよ穂乃果ちゃん。書類の方はちゃんとまとめておいたから」

 ことりは笑顔で分厚いファイルを取り出す。

「あ、ありがとう。ところで記者さんは今日も取材?」

 先日、学校を通じて話を通していたはずなのだが、彼女はすっかり忘れてしまって

いるらしい。

「ご、ごめんなさい。別に忘れてたわけじゃあないんだけど、色々と忙しくて」

 学校を救ったヒロインも、今は生徒会長として、またアイドル部の部長として、

何より一人の高校生として日常の仕事に忙殺されているようである。

「ここだとちょっと話しづらいから、場所を変えましょうか」

 穂乃果の提案により、記者と彼女は学校の屋外テラスで取材をすることになった。

 すでに外は夕闇に染まりつつある。夏が終わり、段々と日が短くなっていくのが

わかる。

 高坂穂乃果はラブライブの時と同じように、忙しい毎日にも関わらず元気いっぱいだ。

「私の場合、暇な方が元気がなくなるかも。何かをしていないと落ち着かなくて」


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