過去ログ - 【艦これ】シンジ「僕が提督に?」
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18: ◆h5MWZ0TTlE[saga]
2014/09/08(月) 01:41:55.52 ID:dCGZU/fmo
Side シンジ
霧島さんが警戒心を露わにした表情でこちらに近づいてきた。
なんだかプレッシャーを感じるな…。
「榛名なら居ませんよ?」
「霧島さんに用があってきたんだ」
「…」
「はい、これ。 比叡からの…」
比叡、榛名から託された台詞を言わず、
騒ぎにならないように考えた台詞をはこうとしたが、
頭の中の比叡がうるさく叫ぶ。
『意気地なしっ、ばか、あほシンジ!』
そこまで言う必要ないじゃないか。と頭の中の比叡に嘆いた後に、
改めて比叡、榛名が用意していた台詞をはく。
「…はい、"いつもの僕の手作り弁当"、届けにきたよ」
シンジのその言葉が教室に響く。
どうやらやり取りが注目されていたようで静かな教室であったため、
結構な生徒の耳にはいったようだ。途端に周りがざわつく。
「なんだと!? 霧島さんの弁当をあいつが!?」
「霧島さんのあの弁当ってあの人が作ってるんだ?」
「どういう関係なんだろう、霧島さんってお兄さんいないはずだし」
「え、もしかしてうふふな関係!?」
「あれ? でも榛名さんも霧島さんと一緒の弁当を食べてたような」
「キャー、まさかのドロドロ関係!?」
「優しそうな人でいいなぁ」
ざわついた教室から聞こえる言葉からは耳をふさぐ事を決め込む。
でもこれって榛名も巻き込まんじゃないか?
そう思い教室を見渡すが榛名の姿がない、先に逃げたな…。
「し、ししし、シンジさん」
「なんだい?」
「ちょ、ちょっと来て下さい」
あまりの霧島さんの慌てっぷり。
顔が赤くなり、涙目になっている。
いけない、なんだか楽しくなってきてしまった。
「どこに行くのかな?」
「いいから! 早く!」
霧島さんに腕を掴まれ、さらに騒ぎが大きくなった教室から離れるため場所を移動した。
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