過去ログ - 【艦これ】シンジ「僕が提督に?」
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2: ◆h5MWZ0TTlE[saga]
2014/08/31(日) 21:07:18.83 ID:K8smd56o0
---死シ死し死しシシ死死死死

濃厚な死の気配が纏わりつく。
また目の前で人が死んでいく。

「…もうすぐ子供が生まれるんだ、絶対に生き残ってみせるさ」

新たな命を守るため、決意する人も

「うちはかーちゃん一人しか家族いなくてさ。俺が死ぬわけにはいかない」

家族を1人にすまいと決意を固める人も

「おらぁ、家族は皆逝っちまったけど、あいつらと約束しちまったからなぁ…いい戦友だったよ」

一度、諦めかけたが新たな出会いをきっかけに決意を新たにする人も


皆、命を落としていった。


次々と様々な死の記憶が僕に中に流れ込んでいく。
もう何人の人の生き死にを見たか、覚えていない。

僕の精神はすり切れて、
とても正常な状態とは言えなかった。

いつまで続くのか分からない。
この地獄を見せられ続け、どれくらいの時間がたったのか。
数時間なのか、1日なのか、1週間、1ヶ月、あるいは…。

そんな時、一筋の光が差した。

『巻き込んでしまって、ごめんネ』
『今、助けるから』

とても暖かい声。
いつも聞いていた、僕の、僕達の大切な人の声。

『…シンジ、私の代わりに比叡を、皆の事を守ってあげてくださいネ』

僕はその光に向かって思わず手を伸ばした。
だけど、僕が何かを掴むために伸ばした筈のその両手は、
何も掴むことは出来なかった。



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