過去ログ - 【艦これ】シンジ「僕が提督に?」
1- 20
22: ◆h5MWZ0TTlE[saga sage]
2014/09/09(火) 04:04:23.05 ID:jgQzZteKo

「そういえば、シンジさんは比叡姉さまと似てる所があると思います」
「そうかな…? そうかも」
「大分、比叡に影響うけたのかもね」
「見かけによらず考えなしな所とかそっくりですね」
「それ、比叡が聞いたら悲しむよ?」
「比叡姉さまは強いので」

それって褒めてるのかな。
…僕に似てるって言ってたし、褒めてる事にしておこう。

「まぁ、だからというわけじゃないけど比叡に助けられた僕が、
次は霧島さんの男嫌いを直すお手伝いをするってのはどうかな」
「頼んでませんし、要りません」
「…というのは建前で」
「霧島さんをなんとかしろって命令を2人から受けててね。
破るとキツイお仕置きをされてしまうんだ」
「なんですかそれは?」
「詳しくは分からないけど、とっても恐ろしい事らしい」
「なんですか、それは…」

呆れた表情を作る霧島。
また、溜息を吐いた。

「立場が低いのですね、普通はこういう事は男の人が仕切るべきでは?」
「日本は民主主義だからね、多数決に弱いんだよ」
「それに霧島さん男嫌いなんだろ?
こんな男らしくない、か弱い僕を助けると思ってなんとかしてくれないかな」

霧島さんが考える素振りを見せ、
思いついたように呟く。

「そうですね、では女になってください」
「は?」
「………冗談です」

よく見ると霧島さんの頬が僅かに染まっている。
霧島さんでも冗談を言う事あるんだな。
……冗談だと僕も思いたい。

ゴホン、と咳をした後に霧島さんが話を続けた。

「もう今日は怒りやら呆れやら情けないやらで、とても疲れました」
「お疲れ様、感情豊かな女の子は素敵だよ」
「…」

女の子はあまり握り拳は作らない方がいいんじゃないかな。
そして、また溜息をはく霧島さん。
果たして今日、何度目だろうか。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
42Res/38.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice