過去ログ - 【艦これ】シンジ「僕が提督に?」
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8: ◆h5MWZ0TTlE[saga]
2014/08/31(日) 21:46:28.23 ID:K8smd56o0
シンジside 〜放課後



「是非、野球部へ、部員でもマネージャーでも甲子園に連れて行きますよ!」
「うちのサッカー部は明るい事が自慢です! みんなでW杯目指そうぜ!」
「男は黙って格闘技! ボクシング部に入ろう」
「放課後に美味しい物たくさん食べれるよー、料理研究部をよろしくね」

新入生が入学した事もあり、部活勧誘もかなり活発だ。
僕も幽霊部員ではあるが、軽音学部に所属しており、たまにチェロを弾かせてもらっている。
良い人達ばかりなのだが家庭の事情もあり、あまり顔を出せていないのが申し訳ない。

「バレーは楽しいよ! 気合い入れていきましょう!」

比叡も頑張っているようだ。
比叡も同じく幽霊部員だがバレー部に所属している。
今日はどうしてもいう事で引っ張られていった。



校門を抜けスーパーに向かって歩いていると
意外な人物から声が掛かった。

「シンジさん、帰宅の途中ですか?」
「あ、榛名さ…」
「榛名、です」

思わず、さん付けをしようとした所、
唇に指を押さえつけられ、阻止された。

「榛名s…、榛名はよくあの部活動の波を超えてこれたね。霧島さんは別行動?」
「霧島は、生徒会に連れられていきました」

さっそく生徒会に目をつけられたか。
生徒会か、確かに霧島さん似合いそうだ。

「榛名は、今日はちょっと疲れちゃったので、抜けてきちゃいました」

意外な強かさを垣間見た気がした。
まぁ学年が違う僕の教室でもあれだけ話題にされていた榛名だ。
色々疲れる事もあっただろう、想像に難しくない。

「シンジさんはこれから何所に?」
「夕食の買い出しに行くところだよ」
「それでは榛名も付き合います」
「いいの? 入学初日で疲れてるし、僕の事は気にしなくて構わないよ」
「いえ、榛名は大丈夫です。それに朝食は作って頂いていますし、せめて夕食はお手伝いさせてください」

正直、出来る人が増えるのは有り難い。
勿論、比叡もよく手伝ってくれてるが、
一度全て任せたときに大変な事になったので、
簡単な所だけをお願いしている。

「…分かった、正直助かるよ。でも無理はしないでね」
「それはこちらの台詞です、改めてよろしくお願いしますね。シンジさん」
「うん、よろしくお願いいたします。榛名」

思わず、つられて敬語を使ってしまった。
ふと榛名の表情を見るとクスリと笑っている。
なんだか僕も可笑しくなり笑ってしまった。
その後、2人して笑い続けて周りから変な目で見られてしまい、
2人して恥ずかしい目にあったが、不思議と心地よかった。


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