過去ログ - ほむら「修学旅行に行くことになった」
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79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/20(月) 23:10:21.06 ID:KWv85CJx0
大事な親友と共にいたいと切望する想いをはるかに越えた域にある、愛。

あの純真さ、真っ直ぐな瞳、ひたむきで温かいぬくもりに触れて、全て自分の中へ引き込み、塗りつぶしてしまいたいという願望を抑えることは出来なかった。

こんな自分がいた事が信じられなかった。

それでもなお、まどかを円環の理と記憶を引き裂くだけに留めたののは、ほむらの理性が働き自制したからに他ならない。

おかげで未だにまどかはその瞳の輝きを失わずにいる。



なのにそれが出来なかったのは、悪魔になりきれなかったせいだ。

まどかの魂ごと蝕むこともできたはずだが、それをしなかったのは――。


あの時の気持ち。『まどかを守る』という祈りがあったからだろうか。

それを失ってしまえば、きっと自分を保てなくなる。

自身の存在意義を問うことになる。

自分が成してきたこと、やり遂げたことをこの手で壊すだけの勇気がなかった。

ただそれだけのことなのかもしれない。


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