25: ◆N7YbsBIT3ELs[saga]
2014/08/31(日) 23:06:42.95 ID:FWRyUZRr0
うしろ、と声が出かかった時、少女の右腕が鞭のように動いた。
少女はわたしを左手で支えたまま、上半身を軽く捻った。右肘から動いた、そう思ったら、もう次の瞬間には目にも止まらぬ速さで右腕全体がしなり、鋏の閉じる音が響いた。
しゃきん、という音に続いて、ぽちゃん、という音があった。
「どうも盛りのついたご様子だったからさあ。去勢ってやつ?」
青頭が伸ばした手の、中指がなくなっていた。
すぐ下の水溜りに目をやる。
指が、落ちていた。
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