47:1
2014/09/02(火) 23:52:34.02 ID:8nVVyBOV0
花陽「それで男君はどうしてここに??」
小泉はそう言って小首を傾げた。
男「いや、ちょっと星空に用があって……ってさっき星空が走って行ったけど何かあったのか?」
そう聞くと小泉は険しい顔をした。
花陽「今更男君が凛ちゃんに何の用?」
小泉は少し怒気をはらんだ声を上げる。少しカチンときた。
男「なんだっていいだろう」
花陽「言えないことなんだ。どうして言えないの?」
マキ「ちょっと花陽」
花陽「真姫ちゃんは少し黙ってて」
西木野さんはそう言われ面を食らっていた。小学生の時の小泉はいつも困ったような顔をしていてこんな表情は見たことがなかった。
それは西木野さんも同じなのだろう。
俺が声を出せずにいると小泉はさらに口を開く。
花陽「凛ちゃんが何と言おうと私はあなたを許しません」
そういって小泉は歩き出した。そんな小泉に続くように西木野さんも続いた。
男「なんなんだよ……許すとかってどういうことだよ!」
精一杯ひねりだした言葉を小泉の背中にぶつける。すると小泉は歩みを止めツカツカと俺に向かってきた。
そしてめいいっぱい顔を近づけてきた。
花陽「覚えてないの?最低です」
小泉はそういって距離を取った。目にはたくさんの涙を浮かべて必死にこらえていた。
花陽「凛ちゃんは……凛ちゃんはあなたたちのせいで……」
男「だから!俺が何をしたっていうんだよ!」
真姫「俺さん。今日はお帰りください」
西木野さんが間にはいるようにして言ってきた。
男「なんでだよ!まだ話は」
真姫「聞こえませんでしたか?お帰り下さい」
そう言われて俺は踵を返し二人を置いて駅まで歩みを進めた。
94Res/42.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。