過去ログ - 【SAO】アインクラッドでおっかなびっくり生きる 9 【安価】
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◆GVCfHyzjmtRo
[saga]
2014/09/08(月) 02:46:42.85 ID:FBuRsYgZo
※
>>393
8
「ちょっと繊細な話になるかナ……ごめんネ、マーちゃんにも必要になったら必ず話すヨ」
「解った、あっちの部屋でのんびりしてる。謝らなくても大丈夫、気にしないでね」
マサムネがポットとマグカップを持ってシングル部屋に消えていくと、
アルゴは俺と助手を順番に見て意を決したように深く頷いた。
「じゃあ、いいかナ?」
「はい」
「とりあえず謝る心の準備は出来てる、大丈夫だ」
「いやいや違うヨ、アー坊が何かしたとか問題起きたとかそういう類の話じゃないヨ」
「そうなのか」
「うン」
「……むしろ2人に謝らなきゃいけないのはオレっちかナ……」
「どういう事だ?」
「今日祝勝会に参加するマデ……や、ついさっきまでカナ、正直迷いがあったんだケド」
「……やっぱり後悔したくないからネ」
「後悔?」
「もし万一アー坊やトモちゃんに何かあったら、知っているのに言わなかった事を死ぬ程後悔すると思うんダ」
「万一なんて無いから安心していい」
「アー坊ならそう言うだろうと思ったヨ。もしもの、仮定の話だと思ってとりあえず聞いてくれル?」
「おっと、話の腰を折ってしまったな、すまん」
「アー坊なら何度折ってくれてもいいヨ、無いって断言して貰えて嬉しかったしネ」
「それでは話が進まんだろうと思うんだが……」
「進まなくてもきっと嬉しいと思うんダ」
「よく解らんが……ともあれすまなかった、話を先に進めてくれ」
「うン、仮定なんだケド……そうなった場合、知っているのに言わなかった事を知られたら、きっと嫌われると思うんだよネ」
「私達は嫌ったりなんかしません」
「その通りだ」
「うン、やっぱりそう言うよネ、にひひ。知ってタ」
「……嫌われたり恨まれたりするかもしれないっていう」
「その可能性がゼロではないというだけで、心底怖いんダ……だから、言うヨ」
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