過去ログ - 芳佳「嫁入りシュミレーションですか?」
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/09/02(火) 03:52:38.02 ID:VnhkoyUN0
ペリーヌ「……静かですわねぇ」

ペリーヌ「全く無音ではないけれど、遠くに行き交う人の声が聞こえて、風の音がわかりますわ」

ペリーヌ「随分この街も復興しましたわ……世界中から人が集まり、自動車が行き交うほどの街ができるなんて夢のようでしたのに。いつしかもっと街が広がって……ガリア全土をどんな人でも気軽に行き交うことができるようになるのでしょうね」

ペリーヌ「ふふ……それでも昔に戻るだけかもしれませんが、0から元に戻ったんですもの、これは大いなる進歩に違いありませんわね」


ペリーヌ「それでも、この街が焦土となったことも忘れてほしくない、と思ってしまうようになったのは何故でしょうか」

ペリーヌ「もしかしたら……それが私をあの人を結んでいた強い鎹だったのではないかと思ってしまうからかしら……」わたくしったら可笑しいわね、そんな事を思わなくてもあの方とわたくしをつなぐものは、たくさん残っていますのにね」

ペリーヌ「XXさん、よろしいかしら……孫達はそこにいますでしょう?お顔を見たいんですの」

ペリーヌ「まあなんてかわいい孫達……この子たちも時期、このガリアの一員として地方に散ってゆくのでしょう」

ペリーヌ「このガリアはわたくしとあの方だけでsなく、大勢の人が汗水たらして復興させた土地ですの」

ペリーヌ「立派な立派な国ですのよ……この国に誇りを持って生きて行ってくださいな。わたくしの自惚れかもしれませんが……お祖母様からの最後のわがままだと思って、聞いてくださいまし」

ペリーヌ「……なんだか、ぼんやりとしてきましたわ」

ペリーヌ「もうすぐ、あの方ともう一度会えるのでしょうか」

ペリーヌ「あら貴方ったら、もういらしてたんですの?声をかけてくださればよかったのに」

ペリーヌ「お待たせしましたわね。もう何も思い残すことはございませんわ。さあ、行きましょうか」

ペリーヌ「ねえ、久々に……肩を抱いてくださいませんこと?……ふふふ……やっぱり、わたくしは貴方のお傍にいるこの時が、一番幸せでしたのね」

ペリーヌ「これから先わたくし達、ずっと、いっしょにいられますわね」

ペリーヌ「高いところから、貴方とガリアを眺めましょう」

……あの、ハネムーンの時のように。


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