過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「俺は一番になりたい」桃子「先は長いっすねぇ」【安価】
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317: ◆uyhWeNAxHY[saga]
2014/09/14(日) 11:41:37.55 ID:Bx9a3dV5o

 奥には桃子もいることだし(たぶん)
 その状況下で他の女の子を誘うというのは
 論外でしかないんじゃないかな

 たとえそこに色っぽい感情はなかったとしても
 ややこしい事態になるのは火を見るより明らかで
 自分からそんな事態を招くほど俺も愚かではない

 好きな娘に嫌われたくない
 そう思うのは自然なことだろ?

京太郎「桃子でお願いします」

 分かっていたと言いたげに目を細め蒲原先輩は

智美「了解」ワハハ

 扉の奥へと消えていった
 何故だか無性に腹が立ってきたけども
 それもすぐに収まったのは……
 先輩の表情にどこか安心のようなものが
 見え隠れしていた、からなのかもしれない

 待つこと数分

桃子「お待たせしましたっす!」

 若干息を荒立てながら桃子が飛び出してきた
 あまりに勢いがついていたせいか、軒先の段差に引っかかり
 軽く悲鳴を上げながら倒れ込み――はさせまいと
 俺は体ごと両腕を広げて桃子を受け止めた

 こうして抱えてみればやはり桃子は軽い
 もっとご飯食べて脂肪を付けてもいいんじゃよ?
 とは思ったけれど、特定の部分にこれ以上脂肪がついてしまったら
 俺の理性がブチギレ限界突破してしまうかもしれない

 こうして抱き合ってる間でさえ、確かに感じる
 やわこい感触に意識が奪われるのを必死に堪えているのだ

桃子「っ……! ご、ごめんなさいっす」

京太郎「ん。大丈夫だよ」

 実際問題なかったしな。可愛い彼女に怪我させる方が問題
 ――なんて、気障なセリフでも言えたらいいんだが

京太郎「てか、そんなに急がなくてもよかったんだけど」

 そもそもの話として
 まず今日暇かどうかを訊きたかったわけだし

桃子「いえ、折角京さんが誘ってくれてるんすよ!?」

桃子「行かないなんて選択肢あるわけないっす!」

桃子「一分一秒だって惜しいくらいっすよ!」

京太郎「お、おう……」

 やや乱れた髪を揺らして力説する桃子に気圧され
 仰け反り気味になりながらそう応えることしかできなかった
 嬉しいやら恥ずかしいやら、複雑すぎて
 どうしたらいいのか分からない

桃子「それで……どこに行くんすか?」

京太郎「インハイの会場まで、試合を見にね」

桃子「ははぁ……」

 腕を組み、顎に手を当てて桃子は目を伏せる
 考える人のようなポーズを取るのだが

桃子「…………」

 腕の上に乗っている、アレとか
 華やかな色の服では隠し切れないボリュームのアレとか
 アレとか……正直、堪りませんな


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