過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「俺は一番になりたい」桃子「先は長いっすねぇ」【安価】
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411: ◆uyhWeNAxHY[saga]
2014/09/16(火) 22:53:17.58 ID:BZ3hd6Pgo


 はっ!?

 もしかして俺、寝てたのか……?

 妙に体が動かないのは、寝起きな上に
 畳に直接寝転がっていたからか

 口元を拭ってみるが特に涎をたらしている
 なんてことはなく、つけっぱなしのテレビからは
 インハイの中継が続いている

 時間は……もう夕方過ぎ、か
 となると第三試合の副将戦くらいじゃないか?
 テレビの画面をざっと見渡して
 対戦校の名前がテロップにないかと確認する

 あった

 なになに……琴南、宇気郷、硯島、有珠山……

 硯島……? すずりしまって読むのかな

『ここでリーチをかけました、有珠山高校の真屋選手!』

『いいリーチですね。両面の待ちですし』

『すぐにでも出るんじゃないでしょうか』

『ここまで劣勢の有珠山高校、三位からの挽回なるか!?』

 どうやら一位と二位がいい具合に競っていて
 三位四位はもう空気って感じか……
 一回戦は一位抜けだから、勝ち目がなくなれば
 そらそうなるか

 でも俺なら……たかが60000点差で諦めたくはないなぁ
 有珠山高校の副将――真屋由暉子、というのか(読めない)
 やたらに豊かな胸部装甲をしていらっしゃるが
 ここで勝負に出るってことは……俺と同じ考えか

 今攻めずして、いつ攻めるのか?
 こんなところで負けてもいいのか?
 自分は……それで納得するのか?

 判官贔屓というのか、どこか彼女に対して
 非常に親近感めいた気持ちが湧きあがっていて
 食い入るようにテレビ中継に見入っていた

 彼女が自分と同じ一年生だったというのも
 少しはあるのかもしれない
 ……パッと見だと背が小さいのか、足が届いてなくて
 全然高校生には見えないけどな

『あーっと! 出ました! 三倍満です!』

 お……

『またもや有珠山高校の真屋選手!』

 おぉ……!

『三連続和了だァ―――ッ!』

 おおおおお!?

『勝負はもう見えていたと思われていました第三試合』

『ここに来て有珠山高校急浮上!』

『トップとの差を4000点にまで縮め、大将戦へと繋ぎました!』

 す、スゲー……!
 マジでこれはどう転ぶか分からんぞ!?



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