過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「俺は一番になりたい」桃子「先は長いっすねぇ」【安価】
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◆uyhWeNAxHY
[saga]
2014/09/17(水) 00:56:18.39 ID:Hnx2EKXio
京太郎「もし俺がそれを信用しないというのなら――どうします」
「どうっていわれても、うちにはそれ以上のことなんて……!」
京太郎「そうですか。そぉですか……」
京太郎「それは残念です。だとすれば貴女は私に謝罪することを諦め」
京太郎「俺の謝罪を受け入れなければいけなくなりますね」
「うっ……」
喧嘩腰でにじり寄る俺に言葉を詰まらせた女の子は
唇に指を当てて、逆ハの字のまゆを作る
ここからどうやって言い返そうかとか考えてそうだ
それだって、俺の計算づくなのにな
「それは……納得できひん!」
「うちかて悪いんやから、それじゃあ気が済まん!」
京太郎「なら簡単でしょう? 誠意ある謝罪を見せてください」
「くっ……」
またもや逡巡する女の子だが
おそらく彼女の頭の中にも、何をすればいいのか
くらいのことは既に思い至っているのだろう
思い至って、流石にそんなことはできない
だからこうして反発しているのだ
うむ。誰だってただぶつかった程度で
見知らぬ相手に対して地面に頭こすりつけて
謝罪の言葉を述べるなんてしたくない
「……そっちは、どうなん」
はっと天啓が降って湧いたような表情をして
女の子は挑戦的に俺を見上げてきた
まるで価値を確信しているような瞳の奥には
ごおと炎が燃え盛っているように見える
「そうやって言うくらいなんやし」
「そっちかて覚悟はできてるんやろな!?」
京太郎「勿論」
そしてその一連のことも、俺にとっては想定内なんだ
更に言えば俺は、自分が納得するためならば
頭を地に着けることすら厭わないような男だ
流れるような動作で土下座をしてみせた俺に
女の子が息を呑み、絶句する音が聞こえてくる
俺の行為を止めたいのだろう
彼女は「あぁ」とか「ぅう」とか
言葉にならない言葉を口にしては
ただ狼狽えるばかりのようであった
上半身を起こし、俺は女の子をまっすぐ見上げる
正座した膝はごつごつしたアスファルトに食い込んで痛いが
そんなことは今はどうだっていいんだ
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