過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「俺は一番になりたい」桃子「先は長いっすねぇ」【安価】
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◆uyhWeNAxHY
[saga]
2014/09/18(木) 02:19:29.44 ID:IAzuaj3Po
先程向かった公園からそのまま南下すると
また同じような場所に辿り着く
そこは丁度、川の中央にぽこりと浮かんだ
小島のようになっていて
そこを橋が通っている形になっている
船の係留所になっているのか
屋形船らしき影が河岸にいくつか並んで見えた
橋の途中から公園に降りれば、先程よりもより水辺が近く
対岸に見えるビルの数々も少し大きく見える
いた
ビル群の明かりを受けて、一人の女の子が座り込んでいる
微風に揺れる肩までのショートカットが
清水谷さんと対照的で、空を見上げる背中は
どこか寂しそうで――今にも消え入りそうだった
竜華「トキっ」
小さく叫んで清水谷さんは、トキというらしい少女に――
待てよ? トキさんとやらも年上の可能性があるか……
兎に角も、清水谷さんはトキさんに駆け寄っていく
清水谷さんと違い、セーラー服ではなく私服のトキさんは
不審げに背後を振り返って
トキ「わっ!?」
抱き付いてきた清水谷さんを危なげなく受け止める
今にもまた泣き出しそうな清水谷さんと違って
状況が呑み込めないという風にポカンと口を開け
背中をさすってあげる姿を見ていると
どっちが行方知らずになっていたのか分からなくなってくる
竜華「ばかぁ……急にいなくなったりして……!」
トキ「……?」
竜華「どんだけうちが心配した思っとるんや!」
トキ「すまんかったな……?」
どういうことや、とでも問い太げにトキさんは
不審そうに眉を顰めて、公園の入り口で未だ佇む俺を見る
しかし、二人の会話がどこか噛み合っていないようなのは
端から見ても明白で、当事者でもない俺に
その整合性を取れとか要求されても、どうしようもない
肩を竦めてみせて、自己紹介くらいはしておこうかと思い
二人のいる中央部、八角形の三角天井の下へゆっくりと近付く
トキ「竜華、そっちのは?」
竜華「そっちって、失礼やな」
竜華「彼は須賀君ゆぅてな。ここにトキがおるって当てたんやで」
トキ「ほぉ……」
京太郎「どうも、ご紹介に与りました須賀です」
トキ「ふふっ。堅っ苦しいなぁ」
京太郎「年上の女性を目の前にしていますから」
竜華「うちの時とえらい態度がちゃうような――」
竜華「って、須賀君年下なん!?」
目を丸くして、ガビーンとでも
擬音が飛び出しそうな勢いで清水谷さんは食って掛かる
そんな驚かれても……
訊かれなかったので答えなかっただけなんだけどね
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