過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「俺は一番になりたい」桃子「先は長いっすねぇ」【安価】
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◆uyhWeNAxHY
[saga]
2014/09/19(金) 20:57:08.57 ID:UzOonNMRo
良子「初めまして。私、戒能良子と申します」
京太郎「初めまして。須賀京太郎です」
ピシッとスーツを着こなす姿は
正しく社会人の女性といった風で
挨拶を交わす俺たちを交互に眺めている
瑞原プロとは大違いであった
はやり「良子ちゃん、変装は? 変装っ」
脇に置いてあった鞄から
やたらでかいサングラスを取り出して装着
トレードマークのツインテールを下ろし
どこぞのブランド品のような服を着ているせいか
今の瑞原プロは、完全に有閑マダムとかそんな感じだ
戒能さんはそんな瑞原プロから目を逸らし
良子「あー……すっかり失念していました」
良子「なにぶん、急いで来たものですから」
そっかー、と何故か残念そうにアヒル口になる瑞原プロ
変装する理由って、スキャンダルが云々とかの対策か
まあ、瑞原プロほどの有名人になれば必然
ましてや世間ではアイドル雀士扱いされてるわけだしな
良子「変装、と言ってもはやりさん」
良子「須賀君で死角になるような位置に予め座っておいたり」
良子「普段使わない店を指定したり……」
良子「充分に対策は練ってあると思いますが?」
はやり「はややっ。流石は良子ちゃんだねぇ」
良子「……ホワイ、何故でしょう。褒められた気がしません」
小慣れた掛け合いの遣り取りからして
二人はかなり親しい間柄であることがうかがえる
まずお互いに名前呼びってのもあるけれど
良子「それに――」
戒能さんは目頭を揉んで息を吐くと
チラ、と俺の方を見て
良子「どうせ私なんて、その程度の知名度ですから……」
スクープになりようがない、と言外に付け足たして
蒼色鮮やかなグラスに注がれた水を口に含んだ
今にも盛大な溜息が漏れでそうだったのを、誤魔化す様に
どこを見ているのかよく分からない目線を追っても
店内で揺れているデンマーク国旗しか見当たらず
結露した水滴が夥しく張り付いている自分のコップに視線を戻す
なんかよく分からないけども
先程のことを根に持たれているようだ
知名度って言うからには戒能さんも有名人なのか?
タレントか、アナウンサーか、政治家とか、弁護士とか
……弁護士は勘弁してほしいぁ
はやり「本当に良子ちゃんのこと知らないの? 須賀君」
京太郎「えぇ、まあ。そうですね……」
どうしてか断言するのが憚られるような気がして
曖昧な返事をもにょもにょと尻すぼみになりながらする
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