過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「俺は一番になりたい」桃子「先は長いっすねぇ」【安価】
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542: ◆uyhWeNAxHY[saga]
2014/09/19(金) 20:59:12.73 ID:UzOonNMRo

京太郎「だから、もっと自信を持ってもいいと思います」

京太郎「寧ろ、プロという世界で栄光ある賞をもらったんでしょう?」

京太郎「その実績はたかが一介の高校生に知られなかっただけで」

京太郎「価値を失ってしまうほどのものなんですか?」

良子「それは……そうですけど」

はやり「気にしすぎるのは損だよ、良子ちゃん」

良子「損、ですか?」

はやり「うんっ」

 まさか援護射撃が来るとは思わず
 戒能プロと並んで楽しそうな表情の瑞原プロを振り見る

はやり「自分のことを知らない人がいるんだったら」

はやり「その人も含めた、も―――っと沢山の人に」

はやり「一人でも多く知ってもらえるようにって、また努力できるんだもん」

はやり「気にするだけ損損♪」

 うじうじ悩んでいじけるよりも
 自分が努力できる余地があるんだと捉え
 より実力を高めようとする……

 なんと前向きで、荒唐無稽な
 とても、アイドルらしい考え方なんだ

 この人はたぶん、物心ついた時からそうやって
 ずっと、自分を輝かせようと
 弛まぬ努力をしてきたのかもしれない

 戒能プロは面食らった表情を徐々に消していき
 最終的には、最初の無表情へと戻り
 目を閉じて小さく笑うと、こう言った

良子「やはり、年長者の言葉は違いますね」

はやり「おねーさんだからねっ」

 えへん、と仰け反って胸を強調するものだから
 零れんばかりの特大サイズの例のアレが
 目のやり場に困る挙動を見せ
 実際に目のやり場に困った俺は虚空を見つめる

 あぁ……
 
 瑞原プロもそうだけど、戒能プロもなかなか
 いいものをお持ちですよね……
 スーツ越しにも分かりますよ、ええ

 そう言えば清水谷さんも素晴らしかったし
 本命彼女の桃子は言わずもがな
 もしかして俺ってばそういう女性に縁があるのだろうか!?

 だがしかし、駄菓子菓子
 幼馴染の姉妹は……うん。ソウダネ
 殺されそうだからこれ以上現実逃避の暇潰思索はやめよう

良子「……そういうことにしておきますよ」

 口調は苦々しく、しかし嬉しそうな声音で戒能プロは言う
 緊張しているのか、彼女はまた口に水を含むと
 今度は俺に面と向かって――頭を下げた


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