過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「俺は一番になりたい」桃子「先は長いっすねぇ」【安価】
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567: ◆uyhWeNAxHY[saga]
2014/09/22(月) 20:19:48.13 ID:U0XUYEMPo

京太郎「ところで……どうして戒能プロがここに?」

 彼女が一体どういう経歴を持っている人物なのか

 これについては一通り理解したと思う
 多分に雑多で余計な情報が含まれている気もするが
 兎に角も、戒能良子(りょうこではない)を俺は認知した

 その上で、どうして彼女がこの場にいるのか

 俺と瑞原プロとの、口にするのも恥ずかしい一件にまつわる
 今回の集会と、彼女がどう関係しているのか
 また、彼女はそもそものことを知っているのか

良子「あぁ、今朝のメール。送ったのは私です」

 念のため捨てアドを利用しましたが、と前置きしつつ

良子「はやりさんのメールは、お分かりかと思いますが暗号化されていて」

良子「解読できる方は非常にレアですから」

良子「まさか初めて送る相手にまでやるとは思いませんでしたけど……」

はやり「はやや」

 悪びれる様子もなく明後日の方向を見る瑞原プロに
 ジッと視線を投げかける

 さっきから、その、はややってやつは何なんだろう……

 いい歳した大人が、と思わないでもないが
 そういう人なのだと強制的に納得できてしまえる
 瑞原プロという為人が空恐ろしくもある

 見る人が見れば「キツイ」だの「イタイ」だのあるんだろうが

 俺は特に、そういうことは感じなかった
 何でだろうな?
 周りにそういうタイプの人間はいないはずだが

 ていうか、俺の質問の答えにはなってなくないか?
 どうして戒能プロがここに、という疑問に対して
 メールを送ったのは私だ、ってのはちぐはぐじゃないか

はやり「……気付けば話が脱線気味だし」

はやり「本当の本当に、今度こそ本題に入ろうかっ」

 時計を見、ここに来てからと同じテンションで
 瑞原プロはそう宣言する
 時刻は戒能プロが来てから30分ほど
 窓の外で輝く太陽も、やや傾き始めていた

良子「あまり引き伸ばすのも得策ではないですしね」

はやり「うんうん。インハイの試合が終わっちゃって」

はやり「マスコミが流れてくる、なんてことも」

はやり「あるかもしれないからねっ」

 うわぁ……それは考えたくない事態だ……

 今の状況をパパラッチされて
 如何わしい週刊誌の特集なんて飾った日には
 勢い余って校舎の屋上から転落するまである



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