過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「俺は一番になりたい」桃子「先は長いっすねぇ」【安価】
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751: ◆uyhWeNAxHY[saga]
2014/09/28(日) 18:41:48.49 ID:o0gG9yvko

 1=最下位から直撃
 256−186=70
 0→10÷2=5 5+2−1飜 6飜18000点

灼「……リーチ!」

京太郎「……っ」

 速いな……!

 先程の和了りから勢い付いたのか、親番だからか
 鷺森さんが怒涛の勢いで攻めてきている

 リー棒を置き、首元を確かめるように彼女は撫でつけると
 悩ましげに深く息を吐いてから顔を上げた
 僅かに吊り上げられた眉毛と、燃え盛る瞳で
 真っ直ぐに、同卓した面子の表情を見渡す

 その彼女の姿は――
 まるで針の穴に糸を通すような精密射撃をこなそうと
 集中し狙いを定める達人のような空気で
 重量感のある弾丸が、その手に握られている
 そんなイメージが透けて見えた

灼「それ、ロン」

宥「ぁうっ」


 京太郎 29900→29900
 桃子  14900→14900
 灼   32900→50900
 宥   22300→4300


灼「……負けられない」

灼「10年前からずっと――私の時は止まったまま」

灼「だから、負けられない」

灼「準決勝に勝って、その先に進む……!」

京太郎「…………」

 一人浮きってレベルじゃねーぞ、なんて
 軽いノリと言葉で茶化せるような空気でもないな

 しかし――先に進むために勝ちたい、か

 どんな因縁を抱えてるのか知らないが
 俺だって、今目の前にある対局をまだ諦めちゃいない
 勝って、学んで、先に進むんだ

 そのためにもまずはこの連荘、どうにかしないと



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