過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「俺は一番になりたい」桃子「先は長いっすねぇ」【安価】
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814: ◆uyhWeNAxHY[saga]
2014/09/29(月) 22:03:17.54 ID:iMnrGzjDo

 さーて連荘一本場だー、と気分をすぐに切り替えて
 手早く自動卓に牌を押し込む俺に対して
 上家にいる松実(姉)さんがおずおずと
 
宥「……どうする?」

京太郎「?」

宥「あまり遅くまでお邪魔するのも悪い、から」

宥「皆が対局できるよう、連荘は無しにした方がいいかな……って」

京太郎「……あぁ」

 そう言えば今日の対局はそう言う趣旨があったんだった
 準決勝を間近に控えた阿知賀女子の皆さんが
 ほんの少しであったとしてもレベルアップがしたいと
 そういう希望があって、この場は成り立っているのだ

 正直……正直なところを言わせてもらえれば
 松実(姉)さんの提案には頭から冷水をぶっかけられたような
 気持ちの削がれる思いではあるのだが……
 俺には選択権も決定権もない

 背後で腕組みをしていた加治木先輩を振り仰いで
 どうしますか、と無言のうちに尋ねれば

ゆみ「蒲原ももうすぐ戻ってくるそうだし、ちょうどキリもいい」

ゆみ「……勝ち目が残ってる勝負を捨てたくはないだろうが」

ゆみ「今回は大人しく引き下がってはくれないか?」

京太郎「…………」

 よく分かっていらっしゃる

 日常生活ではそうでもないが、麻雀となると
 須賀京太郎と言う人間は、とても諦めが悪い
 それはもう納豆程度には粘り強く諦めない
 1%以下の勝機だったとしても諦めない

 可能性は0じゃないんだろ?
 だったら勝つか負けるかの二択じゃないか

 ちなみに以前、桃子にこれ言ったら

桃子「体育会系特有の筋肉理論……」

 と一蹴されてしまった。悲しい

 引き下がってはもらえないかと
 選択権を渡されはしたが
 さて、どうしたもんかね……

 言われた通りに従ってこのまま終わるのも
 納得しがたいと言えばそうなのだが
 そもそも加治木先輩――だけでなく
 阿知賀の皆さん方も、どうやら俺の意志を
 尊重してくれている事を考えれば
 生半可な考えでこのまま続行はできないよなぁ


 1.分かりました
 2.一度だけ、これで最後です
 3.自由安価

 安価↓2


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