過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「俺は一番になりたい」桃子「先は長いっすねぇ」【安価】
1- 20
893: ◆uyhWeNAxHY[saga]
2014/10/16(木) 21:13:18.75 ID:bMmApPLZo

 ハンドボールで鍛えられた肉体だけが取り柄の
 どこにでもいる普通の少年、須賀京太郎は
 偶然知り合うことになった高校の先輩から
 麻雀の魅力に取り憑かれることとなってしまう

 お互いの腹を探り合い、和了りを目指し頭を捻り
 永遠にも似た緊迫感を張り詰めさせた戦場を駆る
 手の内にあるのは十三からなる防壁と――
 巡り巡ってやって来る一筋の光芒

 暗闘とも言える勝負の世界に
 京太郎は同級生の少女・東横桃子と共に挑んでいく

 麻雀に触れ、その楽しさを味わってからというもの
 彼は毎日のように鍛錬に励み、研鑽を重ねた
 全てはあの四角い宇宙で勝ちをつかみ取る為
 価値を積み重ねたその先にある頂に登り詰める為
 その向こう側にある、誰もが見たことのない景色を
 彼自身の目で確かめる為に

 幼馴染の一人であり
 現インターハイチャンピオン・宮永照の影響や
 先輩たちの協力や桃子の献身等もあって
 京太郎は人数過多の激戦区であったインターハイ予選に於いて
 決勝進出こそ逃すものの、実力に比して十分な成績を残す
 彼自身、そのことに悔しさを抱きつつも――
 それでも諦めず、前を見て歩みを進めていた

 学校が休みに入る夏真っ盛り
 京太郎は自身に起こっている異変を指摘され
 自身もまた、凡そ現実のものとは思えぬ
 不可思議な打ち方を身に着けていることを自覚した
 それはまるで彼が見てきた雀士たちのそれと重なるもので
 降って湧いて得たこの能力を活かせないかと模索し始める

 そんな中でインターハイが始まり
 京太郎は麻雀部の先輩に連れられて東京へと降り立つ
 ひょんなことから知り合った龍門渕の大将・天江衣
 長野の古豪・風越女子で大将を任された池田華菜
 そして、京太郎の先輩である加治木ゆみ
 彼女らを破って全国へと駒を進めたのは
 宮永照の妹・宮永咲を擁する清澄高校
 その応援と称して、京太郎は東京の地へとやって来たのだった

 しかし行く先々で出会うのは
 全国二位・千里山女子の主力であったり
 一悶着因縁を持っているプロ雀士であったりと
 何をしに東京までやって来たのか――
 京太郎自身よく分からなくなってきていた

 そしてインターハイも大詰めとなったある夜
 鶴賀学園麻雀部の元部長・蒲原の導きによって
 準決勝を間近に控えた阿知賀女子の面々と
 練習試合という名の交流を執り行う
 全国レベルの相手と戦えることに高鳴る胸を抱え
 京太郎は、一夜限りの戦いへと身を投じた



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/487.55 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice