過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「俺は一番になりたい」桃子「先は長いっすねぇ」【安価】
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976: ◆uyhWeNAxHY[saga]
2014/10/23(木) 21:35:17.35 ID:KQmvUwTjo

 声から推察するに松実(妹)さんの発言だろうが
 このタイミングでの“おもち”にどんな意味があるんだ……?
 おもち……お餅? きな粉とか醤油で食べる?
 そうだとして、それが急ブレーキでのパニックに
 一体どう繋がるっていうんだ……

 待て、もしかすると“おもち”は
 単に松実(妹)さんの口癖という説がある
 今日対局している間中は、初対面の人ばかりで
 変だと思われないように抑えていたのが
 命の危機を感じたことでふと出てきてしまったとか
 そうは考えられないだろうか

 つまり“おもち”というワードに意味はなく
 手慰みの児戯に等しい可能性――

京太郎「…………」

 うん。訊いた方がはえーや

京太郎「なぁなぁ」

穏乃「ぅ?」

京太郎「ちょっと訊きたいことがあるんだけどさ」

穏乃「分かる範囲でなら」

京太郎「……それは定かではない」

穏乃「じゃないのかぁ」

京太郎「でも聞くだけは聞いてくれないか? 頼む」
 
穏乃「おーけー」

 ドンと来い、とばかりに輝く瞳は
 夜でもハッキリと分かるほどに明るい

 そう言えば突発的に“お”と“も”と“ち”が出てきた
 なんてことも考えられるんだよなー……今更だけど
 こんなことで躊躇ってても仕方ないしな

京太郎「“おもち”って、なんなんだ?」

穏乃「えっ、何ってお――」

憧「ちょっ、シズ!」

 俺の問いを身構えながら待っていた高鴨さんだったが
 なんだそんなことかと拍子抜けしたような表情を作ると
 たちどころに口を開きかけて――
 その口は必死な形相の新子さんによって塞がれてしまった
 
 心なしかその表情は赤らんでいるようにも見えるが
 車内は電気もなく、外の明かりによる逆行もあって
 本当にそうなのかどうかは分からない

京太郎「???」

 発声を封じられた高鴨さんがもがもがと
 なんとか声を捻りだそうとしている
 封じている当人である新子さんはその身動ぎに苦戦しつつも
 高鴨さんになにやら小声で耳打ちしている

穏乃「そーいうもんかなぁ」

憧「アンタが違っても世の中そうなってんのっ」

穏乃「うーん……」

 腕を組んで糸目で唸る高鴨さんはまさしく
 理解と納得は別物であるという典型の状態であった
 それらは不可分でありながら、独立独歩としたものである
 理解はしなくとも、納得がいくこともあれば
 納得しがたくとも、理解が及ぶことだってある
 両方が揃えば最善。そういうもの



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