過去ログ - にこ「夢を諦めたスクールアイドル」
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5: ◆GKcmsITYJ1lx[sage saga]
2014/09/02(火) 05:20:09.63 ID:7m1fkSii0
◆プロローグ・ことり&穂乃果 〜夢へ羽ばたく翼〜◆

――某中学校 生徒指導室

ことり「私がUTX学院の特待生?」

先生「ええ、そうよ。これはとても栄誉あることです」

ことり「どうして私なんでしょうか?」

先生「学生デザインコンクールがあったでしょ? あれで南さんのことを知ったということです」

ことり「私のデザインが? でも、UTXって普通科と芸能科しかないんじゃ?」

先生「来年度から被服科も始めるということで、有能な人材を特待生として招く試みでしょうね」

ことり「……」

先生「将来のことを考えれば今までの志望校である音ノ木坂より断然良い筈です」

ことり「でも、私一人なんですよね?」

先生「それは当然です」

ことり「そう、ですよね」

先生「……? あ、高坂さんと園田さんとのことですか」

ことり「今までずっと一緒だったので」

先生「友情も確かに大事です。特に学生の間の友情は生涯の友となりえます」

ことり「はい」

先生「ですが、あなた達の場合はそんな心配はないでしょう」

ことり「……」

先生「UTX学院は直ぐ近くの秋葉原です。会おうと思えば放課後でも直ぐに会えますし」

ことり「はい」

先生「友情を優先する余り将来を蔑ろにしてはいけませんよ」

ことり「……はい」

先生「先方の都合もあり、今週中に返事をということなのでじっくり考えてみて下さい」

ことり「分かりました」

先生「ここだけの話ですけど、先生は尊敬する先輩が音ノ木坂に入学したので後を追うように入学しました」

ことり「え?」

先生「教師という立場では確実にUTX学院の方がいいとは思いますけどね。答えを出すのは南さん自身です」

ことり「はい」

先生「ただし、答えを出せないままで今週を終えるのだけはしないでくださいね」

ことり「皆に相談してから、じっくり考えます」

先生「ええ、それがいいと思います。これを機会にもう少し自分の事を考えられるようになって下さい」

ことり「がんばります。それでは失礼します」


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