過去ログ - にこ「夢を諦めたスクールアイドル」
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913: ◆GKcmsITYJ1lx[saga sage]
2015/02/22(日) 08:05:06.89 ID:Dc9AONNA0
ツバサ「ええ、そうよ。ああいう男性ファンだけでなく、女性ファンを取り込める人材はグループに必要ね」
にこ「それは分かるけど、もう一人のなんたらかんたらってのは?」
ツバサ「ついこないだ敵情視察にUTXに行った時に見掛けてね、思わず声を掛けた子よ」
にこ「相変わらず無駄に行動派ね。で、肝心な部分を念の為に訊くけど……その子はUTXの生徒とか言わないわよね?」
ツバサ「UTXの生徒よ。勧誘に成功したら彼女にはオトノキに編入してもらうわ」
にこ「あんたばっかじゃないの!? 誰が好き好んで天と地の差程もある学院に好き好んで編入するのよ!」
にこ「大体ね、あの金髪を生徒会から引き抜くって件も無謀もいいところだし」
ツバサ「無謀だからこそ、突破した時に大きな喜びと経験値を得られるんじゃない」
ツバサ「にこは面倒な性格よね。心は私と同じ乗り気なくせに、わざと私に考えを言わせて自分はやる気ないアピールするんだもの」
にこ「私はそんな無謀なことを一切やる気なんてないわよ!」
ツバサ「はいはい。さ、まずは……時間が掛かる東條さんからスカウトしてみましょう」
ツバサ「何かいいスカウトの方法とか条件とか考えないとね」
無謀なこともお構いなしに突き進むツバサに連れられ、にこは次第に不可能を可能にする喜びを覚えていく……。
ツバサ「ラブライブに出れるまでに思ってたより時間が掛かっちゃったわね」
にこ「二年半。濃厚な夢物語みたいな日々だったわね」
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