過去ログ - 【モバマス×ニンスレ】「ライク・シング、ライク・ダンス」
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113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 01:07:23.34 ID:phbKrh7ho
「私が今アイドルとして活躍できているのも、プロデューサーさんの指導があってこそなのです」

「これで移籍が成立してまた元のように一緒に仕事が出来るなら……何も前と変わりません」

「だから……どうか私のために、早まるようなことはなさらないで下さい……」 90


114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 01:20:30.78 ID:phbKrh7ho
おお、ナムアミダブツ……。

サギサワのブッダマザーめいた訴えに男の怒りは溶けるようになくなった。

記憶が封じられようとも、心の繋がりまで奪うことは出来なかったのだ!
以下略



115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 01:47:58.12 ID:phbKrh7ho
サギサワもまた大粒の涙をこぼしていた。

その涙が髪に伝って光るのを見て、男は笑った。

「お前まで泣くなよ」
以下略



116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 01:57:01.50 ID:phbKrh7ho
「読んだ内容を覚えてないっていうなら、また本を貸すよ。それとも、別な物がいいかな……」

2人はチヒロが戻ってくるまでの間、どんな本を読みたいかを話し合った。

だがそれはコトワザに"言う捕らぬフェレットの皮算用"であることを、彼らが知らぬはずはないのだ。 93


117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 02:21:14.48 ID:phbKrh7ho
ほどなくしてチヒロが応接間に戻ってきた。

表情は先ほどと変わらないにこやかなものだ。

モバPは部屋の中に入らないままドアが閉められたが、それについては何も言わないままチヒロが口を開いた。
以下略



118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 02:31:02.29 ID:phbKrh7ho
「こちらはもう何も言うことはない。このエナジドリンク1000本でフミカを移籍させてくれ」

中央のソファーに向き合う形で座った2人の間に、エナジドリンクが置かれたままになっている。

だがチヒロはそれに目もくれず、男を真っ直ぐに見つめたまま言った。
以下略



119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 02:37:23.00 ID:phbKrh7ho
「ですから、フミカ=サンを移籍させる話は取り止めになった、ということです」

「ど、どうして……」

「やはり、フミカ=サンはうちの事務所に必要な方なんですよねえ。アイドルアカデミーも受賞できるかもしれない逸材であることですし、そうなると手放すのは実際惜しい……」 96


120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 03:11:08.47 ID:phbKrh7ho
チヒロは移籍させない理由をだらだらと述べ立てるが、それに納得するフミカPではない。

「それに、あなただって移籍させた後はどうするんです?金もないツテもない何にもないじゃロクに活動だって出来ないでしょう?」

「何を……自分の戻るプロダクションも、サポートする同僚だって存在している!」 97


121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 03:17:51.16 ID:phbKrh7ho
「おや?それは本当ですか?」

「あ、当たり前だ!プロデューサーならばそれらを頼る時だってある!」

「なるほど、なるほど。やはり協力者がいたわけですか」
以下略



122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 03:23:07.36 ID:phbKrh7ho
「ともかく!移籍させないというのであれば、力づくにでもフミカを頂いていくぞ!」

「ええ、どうぞ。出来るのであれば、ご自由に」

あらかた情報を聞き出し終えたチヒロは、ゆったりとソファーにもたれかかった。
以下略



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