過去ログ - 【モバマス×ニンスレ】「ライク・シング、ライク・ダンス」
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126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 04:07:22.28 ID:phbKrh7ho
カギ・ジツ!

相手の記憶に錠前めいて鍵をつけることで記憶を封じ込める謎めいたアイドルプロデューサー・ジツだ。

アイドルプロデューサー力が低くまともにアイドルをプロデュース出来ない彼がフミカの担当Pとしてマルナゲされていたのも、この特殊なジツを見込んでの事だった。 103


127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/08(月) 04:12:58.33 ID:phbKrh7ho
「こうなってしまえばフミカ=サンもまた元のように記憶を失って、あなたのことなど知らん振りをするということです」

床に転がった男の顔の近くにしゃがみこんだチヒロが解説する。

「私のところに彼がいる限り、彼女は昔の記憶は常に封じられ続けます。つまり、あなたとの記憶は永久に元に戻りません」 104


128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 04:17:07.51 ID:phbKrh7ho
「ウオーッ!」

「イヤーッ!」

「グワーッ!?」
以下略



129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/08(月) 04:29:45.22 ID:phbKrh7ho
チヒロはアクマじみた囁きを男の耳元で繰り返す。

それは男の心を絶望感でジワジワと塗りつぶしていく。

「そうそう、あなたには協力者もいるそうですね。大勢で攻めて来られても困りますし、早いうちに探しだしてスレイさせておきましょう」
以下略



130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 04:39:52.75 ID:phbKrh7ho
「あなたの才能は実際惜しい」

チヒロはもったいぶって言った。

「そのカラテのワザマエ、熱いソウル。どれをとっても野良のプロデューサーにしておくのは惜しい。どうですか?ここで働きませんか?」
以下略



131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 04:51:49.85 ID:phbKrh7ho
「ああ!もちろん、フミカ=サンとは一緒に働けませんよ?」

チヒロの最高のスマイルから放たれた止めの一撃を食らった男の心は完全に砕かれ、がっくりとうなだれたまま涙を流し続けた。

「フミカ……すまない」と守りきれなかった担当アイドルへの謝罪を繰り返しながら。 108


132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/08(月) 04:59:45.51 ID:phbKrh7ho
その様子を見たチヒロはこの日一番の哄笑をあげた。

男がブザマな姿を見せていることに満足したキークローゼットはサギサワを引っ立てて行こうとする。

そのサギサワは、見知らぬ相手であるはずの男に顔を向けて、涙を流していた。
以下略



133:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/08(月) 05:00:45.23 ID:phbKrh7ho
―――――


110


134:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 05:17:11.84 ID:phbKrh7ho
サギサワはうたた寝から目が覚めた。

どれくらい寝てしまっていただろうか。

周りはまだ闇の中であり、それほど長い間寝てはいなかったようだ。
以下略



135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/08(月) 05:22:05.51 ID:phbKrh7ho
何かを忘れてしまったような、何か大切なことを……

思い出そうとすると頭の奥に痛みが走り、体が思い出すのを拒否するかのようだ。

サギサワは諦めて元のように窓に頭を預けて目を閉じた。
以下略



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