過去ログ - 【モバマス×ニンスレ】「ライク・シング、ライク・ダンス」
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59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/06(土) 00:23:42.12 ID:gN38oEmdo
男がドアを開けると、高級そうなソファーで横になるサギサワの姿が目に入った。

離れ離れになった時から何も変わっていない。

白髪の混じった長い髪も、微かに覗く白く輝く肌も、コバルトブルーの澄んだ瞳も。 46


60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/06(土) 01:20:20.46 ID:gN38oEmdo
サギサワが顔を上げると、驚きに目を見開いて、ソファーから飛び起きた。

その反応は見知らぬ人間のエントリーを見たかのようで、少し傷ついた。

(((無理もないか……実際やつれた)))
以下略



61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/06(土) 01:33:55.64 ID:gN38oEmdo
「フミカ。待たせて済まなかった」

男はソファーに腰掛けると、サギサワの方を見ずに言った。

「だがもう大丈夫だ。ここの責任者と話をつける準備も整えてある。だから……」
以下略



62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/06(土) 01:38:08.26 ID:gN38oEmdo
「俺が……わからないのか?お前がここに来る前のプロデューサーを……」

男はサギサワに名前を伝えるが、怯えたような表情は変わらない。

何かがおかしい。
以下略



63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/06(土) 01:42:06.10 ID:gN38oEmdo
だが迷っている時間はない。この瞬間にも潜入が露見するかもわからないのだ。

階段下で昏倒させたやつもすぐにでも気がつくかも知れない。

かくなる上は無理矢理にでもここから連れ出すしかない。男は覚悟を決めた。
以下略



64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/06(土) 01:46:19.37 ID:gN38oEmdo
「待たれよ」

声が部屋の中に響いた。

「全く、先の油虫騒ぎ以来どうも警備体制が緩んでいるようでいかんな」
以下略



65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/06(土) 01:53:28.30 ID:gN38oEmdo
「貴様、どこから……」

「アイサツも無しにプロデューサー問答か、ドブネズミが強く出たものよ」

モバPは厳然と男の声を遮った。
以下略



66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/06(土) 01:57:29.25 ID:gN38oEmdo
「フミカP?戯言を。元・フミカPだろう」

「違う!俺は今でもフミカのプロデューサーだ!貴様らの卑劣な罠のせいで俺は……!」

男は憤激して叫ぶがモバPは平然として罵倒を続ける。
以下略



67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/06(土) 02:07:45.95 ID:gN38oEmdo
フミカPと強弁する男は更に何かを言い募ろうとするが、モバPがそれを無視しジュー・ジツを構えた。

「さあ、カラテを構えよ。ライブバトルの時間だ」

「ネズミ、死すべし」
以下略



68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/06(土) 02:10:52.44 ID:gN38oEmdo
男はそう言って後退ると、背負っていたフロシキを床に置き中身を晒した。

(((やはり、これを使うしかないのか……!)))

フロシキに包まれていたのは、コーベインめいて積み重ねられた大量のエナジドリンクであった。
以下略



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