過去ログ - 【モバマス×ニンスレ】「ライク・シング、ライク・ダンス」
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84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/06(土) 23:58:37.39 ID:gN38oEmdo
(これまでのあらすじ)

(シンデレラガールズプロダクションのアイドル、サギサワ・フミカは夜毎に自分の知らない記憶がソーマト・リコールされていた)

(この記憶は何なのか、と訝るサギサワの前に自分の元・プロデューサーだと名乗る男が現れる)
以下略



85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/09/07(日) 00:03:37.19 ID:eDJIorSMo
―――――


65


86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 00:17:01.69 ID:eDJIorSMo
「チヒロ=サン。どういうことだ」

「どう、とは?」

モバPがチヒロの側に駆け寄って囁いた。
以下略



87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 00:22:02.52 ID:eDJIorSMo
今2人は元いた応接間の隣の部屋に移動していた。

その部屋は事務所の幹部たちがザゼンに使うのか、綺麗にタタミが敷かれ「不如帰」のショドーが掛けられている。

「元々腹は決まっていただろう。サギサワ=サンを移籍させるつもりなど毛頭ないはずだ」
以下略



88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 00:30:38.94 ID:eDJIorSMo
モバPのインタビューにもまるで素知らぬ風を装っているが、この嗜虐心の塊のような事務員は見ず知らずのプロデューサーのための情など欠片も持ち合わせていないはず。

当然あちらの要求など相談するまでもなく決めているはずなのだ。

モバPはチヒロの反応を無視して話を進めた。 68


89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 00:47:53.36 ID:eDJIorSMo
「何故私をあの場から遠ざけた?あの男は今すぐにでもサギサワ=サンを抱えて飛び出しかねない狂人だぞ」

「よく観察していますね。スバラシい。ですが、それだけではタダシくありません」

チヒロはモバPに向き直りにっこりと微笑んで言った。 69


90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 00:59:30.42 ID:eDJIorSMo
「狂人には狂人のメソッドがあります。そのメソッドに従えばいかな暴れ馬であろうと御すことも不可能ではありません」

「この場合、自分の生活もままならないはずの人間が、自分の生活を犠牲にしてまで換金性の低いエナジドリンクを1000本もわざわざ抱えてやって来るという行動を評価してみましょう」 70


91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 01:13:12.61 ID:eDJIorSMo
「つまり、最初から自分の生活の核であったエナジドリンクを取引に使うことを考えていたのであり、それ以外の行動は非常手段として取るべきものなのです」

「その取引に応じると答えれば、彼がフミカ=サンをさらって逃げるという非常手段は取らないでしょう」 71


92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 01:20:49.04 ID:eDJIorSMo
ゴウランガ!

なんという見事なサイコロジカルな理論であることか!

数多くのプロデューサーを束ねアイドル事務所を急拡大させてきた手腕の一因はここにあったのだ!
以下略



93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 01:34:09.09 ID:eDJIorSMo
だがモバPはチヒロの言葉を聞いても腑に落ちないと言った表情で繰り返した。

「だがそれは移籍を許さないはずのオヌシが要求を受け入れた理由にはならないはずだ。一体何が目的で……」

「……少しお話をしすぎましたね。何か飲みませんか?」 73


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