過去ログ - 勇者(Lv99)「死にたくても死ねない死なない俺と、殺そうにも殺せない殺したい魔王」
1- 20
117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 20:06:20.87 ID:cp5pogPl0
司祭「……勇者、本当のところ、勝算はどれくらいなんだ?」

 司祭の家、久しぶりに勇者を招いた司祭は、食事の席でそう切り出した。

勇者「……この策じゃ7:3で上出来ってところだな」

司祭「…ちなみに7は?」

勇者「もちろん魔王達さ、魔結界も日に日に強くなっている、それに比例して魔王も強くなっているはずだ」

司祭「……2年…か」

勇者「あの魔王の全力は、一度だけ引き出したことがあるが、仮に今の俺の魔力をすべて放出して戦うことができたとしても、五秒で消し炭だったと思う」

司祭「……その状態からさらに強くなるわけだろ?」

 司祭は顔をしかめ、目がしらに指を当てた。

 考えただけでも気がめいる。

勇者「まぁ…希望が出来ただけ今までより何倍もマシだ。 このままだと、どちらにせよこの世界は滅ぶ」

司祭「…なぁ」

勇者「ん?」

司祭「女神様は…なんで助けてくれないんだろうな?」

勇者「どうした? お前らしくもない、女神様は無意味な試練は与えない、そうだろ?」

司祭「…ああ…そうだったな、すまん、変なことを聞いた」

勇者「お前も疲れてんだよ。最近はこの地域でもオルガの発症が増えてるって話じゃんかよ」

司祭「ああ、そうだな、毎日の治療で…すこし参ってるのかもな」

勇者「ああ…そうさ……疲れているんだ……」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
194Res/182.63 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice