過去ログ - 勇者(Lv99)「死にたくても死ねない死なない俺と、殺そうにも殺せない殺したい魔王」
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118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 20:07:02.72 ID:cp5pogPl0
 スライム二匹と共に、洞窟を利用し人工的に作り出した密室の中に、勇者は一人いた。

 敵意を向け、襲いかかるスライムを防御力で無視し、勇者はひたすらに瞑想を続ける。

勇者「……ッ」





 教会で目を開ける勇者。

司祭「またきたのか」

 司祭は、半場呆れたように口をはさむ。

勇者「……少しでも気を抜くと体が吹き飛ぶんだ」

 勇者は、両手の平を見つめながら言った。

司祭「……まだ期限まである。 そんな何度も死ぬほどハードな修行を積まなくてもいいんじゃないか?」

勇者「……いや、そこまで時間はないよ、これが成功するかどうかも、まだわからないんだ。時間はいくらあってもたりない」

 勇者はそういうとすぐに歩き出した。

司祭「なぁ、魔力の出力を上げる修行に、なんでスライム二匹と引きこもる必要があるんだ?」

 そんな勇者の背なかに、司祭は言葉を発した。

勇者「どんな状態でも、魔力をコントロールする技術が欲しいからさ、そのうち、魔物のレベルも上げる予定だ」

司祭「……あまり、無茶するなよ」

勇者「魔王を倒せるかもしれないんだ、無茶でもなんでもするさ」

司祭「……」


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