過去ログ - 勇者(Lv99)「死にたくても死ねない死なない俺と、殺そうにも殺せない殺したい魔王」
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121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/07(日) 20:12:06.51 ID:cp5pogPl0
 魔王の体が変態を始めた。

 額には二本の黒い角がちょうど眉の上部から生え出る。 肩甲骨の部分が盛り上がり皮膚を裂くとコウモリのような翼が左右に広がった。

 髪が銀髪に染まり、腰のあたりまで伸びる。

勇者「……それで? 変身は終わりか?」

魔王「ずいぶん余裕ではないか」

勇者「まぁ、パワーバランスは今までと、そんなに変わらないみたいだからな」

 勇者はそういうと、先ほどから供給される魔力を、体外に放出した。

 魔力が勇者の体からほとばしる、髪が逆立ち、全身の内側から光があふれ出す。

 全身にまとった理力の鎧が魔力に呼応し、金色の光を放ち始めた。

魔王「ずいぶんと派手なことだな」

勇者「人の英知のたまものさ」

 勇者は、理力の剣を腰から引き抜いた。

魔王「ほう」

 勇者の剣の形状に、魔王は目を細める。

 見たことのない形だ。

 緩やかに反った柄の部分には、銃のトリガーがあり、刀身は片刃、峰の部分は円柱状であり、切っ先が銃口になっている。

勇者「行くぞ魔王、……これが最後だ」




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