過去ログ - 勇者(Lv99)「死にたくても死ねない死なない俺と、殺そうにも殺せない殺したい魔王」
↓
1-
覧
板
20
127
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(SSL)
[saga]
2014/09/08(月) 20:59:19.86 ID:YtpFI3Ae0
勇者は銃剣の銃口を魔王へ向けると、引き金を絞った。
銃剣から放たれる、雷撃弾、稲妻の速度で迫るそれは、何もない空間を通過した。
外れた弾が、壁に激突すると、超高熱のプラズマフィールドをその場に作り出した。
勇者「!」
弾速よりも、遥かに速い速度で、勇者に迫る魔王。
魔王の拳を、勇者が受け太刀する。
激突の衝撃により光と闇の波動が、空間に明滅する。 激突する力に耐えきれず、二人を中心に床がめくれあがり、クレーターを作り出した。
魔王(今まで戦闘で壊れることがなかった、この魔王の間が、耐えられない……か)
勇者「……ッ」
魔王が拳を振りぬく、勇者の体が押し出され、後方へ吹き飛んだ。
勇者「くっ」
空中滑空の過程、銃剣の銃口を魔王へ向け、魔弾を放つ。
弾丸を放った余波が大気を震わせる、空間を焼き切りながら迫る雷弾を、魔王は拳の一振りで弾き飛ばした。
魔王「…!」
弾いた魔王の拳の表面が裂けていた。
魔力を集中した拳の防御力をやや上回る威力を誇る弾丸が、魔王の顔をわずかに曇らせる。
一体どれほどの魔力を圧縮して撃ちだしているのだ。
人の身で。
人の技術で。
魔王(おもしろい)
魔王は微笑すると、周囲に光の球を召喚する。
勇者「!」
魔王の間とを隔てる扉に体を打ち付け、体の運動が停止した勇者は、目の前の光景に目を瞠った。
その数300発。 勇者の視界を埋める光弾が、一挙に勇者へ向け迫ってきていたのだ。
勇者「―」
百発の光弾が勇者のいる場へ向け、豪雨のように降り注ぐ、
弾が激突する度、光がはじけ、その場を削り取ってゆく。
百発の光が魔王の目の前を蹂躙したのち、巻き起こる粉塵。 魔王は床を蹴り、その中を突き進む。
勇者「!」
膨大な魔力の盾を張り、何とか光弾を凌いだ勇者、その目前に迫る魔王。
その蹴りが、光弾により削られた盾を砕き、勇者の腹部に突き刺さった。
勇者「がっ」
勇者の体がくの字に曲がり、そのまま吹き飛ぶ。
一瞬で音速まで加速した勇者の体は、魔王城の壁を何層も貫き、場外へと体が投げ出された。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
194Res/182.63 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 勇者(Lv99)「死にたくても死ねない死なない俺と、殺そうにも殺せない殺したい魔王」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1409670525/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice