過去ログ - 勇者(Lv99)「死にたくても死ねない死なない俺と、殺そうにも殺せない殺したい魔王」
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136:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 21:20:14.65 ID:YtpFI3Ae0
勇者「究極回復魔法」

 落下の過程で勇者の体が光に包まれ、やがて全快した勇者が光から飛び出し、巨大なクレーターの一部に着地する。

勇者「……」

 勇者はあたりを見渡す、そこに魔王の魔力は感じない。

 完全に消滅したか……あるいは……

 勇者の視線の先には、不自然に残った魔王の間があった。

 天井も壁もすべて消滅しているが、床と王座のみが不自然に残ったその場所。

 勇者は歩みを進めると、王座の前に立つ。

勇者「……」

 理力の剣の一振りで破壊される王座。王座の下には階段が地下へと延びていた。

 階段を下りた先は、洞窟となっていた。 巨大なドーム型の空洞である。

 その中央には、紫色に発光する巨大な魔法陣がある。

勇者「……」

 勇者は銃口を魔法陣に向けると、引き金を引いた。

 魔法陣の中央に着弾した雷弾がプラズマフィールドを形成し、地面ごと魔法陣を抉り飛ばした。

 同時、世界を覆っていた圧力のような物が消える。

 おそらくこれが、世界を蝕んでいた魔結界の発生源だったのだろう。 なるほど魔王は身を挺してこれを守っていたわけだ。

 勇者は視線をめぐらせる。右側に、さらに下に降りられる道を発見した。



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