過去ログ - 勇者(Lv99)「死にたくても死ねない死なない俺と、殺そうにも殺せない殺したい魔王」
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155:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/08(月) 22:16:11.02 ID:YtpFI3Ae0
司祭「……ッお前は……銅像を作り、勇者を崇めさせた」

勇者「……そう」

司祭「すべては……女神様を……神を倒すため」

勇者「その通り」

 勇者は、笑う。

司祭「……みんなから魔力を集めて戦うのは、単なる見せかけだったんだな」

勇者「ああ、その気になれば、オルガだけで倒せた」

司祭「……こんな茶番を、他の世界でもやったのか」

勇者「そうだ、みんなの祈りを一身に受けた勇者が魔王を倒し、世界各地に作らせた勇者像を、信仰する新たな宗教ができるよう仕向けた」

司祭「……女神様が、黙ってないんじゃないのか」

勇者「食糧を奪われたからな、そりゃだまってないさ、だが、どうする?」

司祭「勇者の加護をはく奪する」

勇者「それは愚行だろ、制御を失ったオルガがどうなるか俺にもわからんぞ」

司祭「……勇者への信仰を滅ぼす…」

勇者「そう、その通りだ。 つまりこの戦いは、女神様が起こしていることでもあるんだよ」

司祭「……ッ」

勇者「なぁ司祭、この魔王達がなんでこの世界に存在しているか知っているか?」

司祭「…」

勇者「こいつらには、性別はあるが生殖能力はない、ただ規格外の魔力と、女神を倒すという目的だけの為に生きている」

司祭「……何がいいたい」

勇者「俺は思ったんだ。こいつらは人間の信仰を吸い上げるための当て馬なんじゃないかってな」

司祭「!」

勇者「魔物を使い、人の信仰心を煽るための舞台装置、そう考えると、すべてに辻褄が合う」

司祭「……ッそれは…、お前の妄想にすぎない」

勇者「なぁ司祭、こんな世界を作った神を、守る価値なんてあるのか?」

司祭「だからそれは―」

勇者「じゃあなんで女神は、助けてくれなかった?」

司祭「!」



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