過去ログ - 勇者(Lv99)「死にたくても死ねない死なない俺と、殺そうにも殺せない殺したい魔王」
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72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/06(土) 22:50:33.06 ID:wtpJ9iTZ0






司祭「オルガってのは、要するに超小型の魔物だ」

魔法使い「魔物? スラきちみたいな?」

 そう言って彼女は、胸に抱いたスラきちを撫でた。

スラきち「ピ?」

司祭「ああ、イメージとしてはそれであってる、そいつらは魔物の体内では無害な存在だが、一度人間の体内に侵入すると、変身し、宿主の細胞を攻撃するようになる」

戦士「zzz」

勇者「オルガって、スラきちの中にもいるのか?」

司祭「ああ、いる」

魔法使い「え゛」

 魔法使いは胸に抱いたスラきちを手放した。スラきちが地面に転がる。

スラきち「ピー!」

司祭「まあ、ただ触れる分には問題ない、オルガ自体は空気中での生存能力は高くないからな、魔物の唾液や血液などを口から摂取するくらいじゃないと、魔物からの感染は起こりえない」

 ぷりぷり怒るスラきちを無視して、司祭は言葉をつづけた。

僧侶「ではなぜ、人々はオルガに苦しんでいるのでしょうか?」

司祭「それは、変身したオルガだからだ」

魔法使い「んー? 頭がこんがらがってきた」

司祭「人間の体内に入りこみ、増殖したオルガ…便宜上オルガ2と呼ぶが、こいつは人間の呼吸と共に外に飛び出し、他人の体に入りこむことができる」

勇者「…空気中での生存能力が高まるってわけか」

司祭「そうだ、いつまでも空気中を漂っているわけではないが、感染者を増やすには十分な時間だ」

魔法使い「はいはい! 質問であります! そのオルガ2が魔物に感染したらどうなるの?」

司祭「オルガ1に戻る」

魔法使い「は?」


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