過去ログ - 勇者(Lv99)「死にたくても死ねない死なない俺と、殺そうにも殺せない殺したい魔王」
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73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/09/06(土) 22:51:28.21 ID:wtpJ9iTZ0
司祭「原理は一切不明だ、おそらく魔物の仲間意識に近いんじゃないか?」

魔法使い「なんか……すごい違和感、そんな都合のいい生物っているの?」

司祭「実際いるじゃないか」

魔法使い「でもさ、その性質はオルガが生きていく上でどんなメリットをもたらすわけ?」

司祭「快適な宿主を守るための防衛行動とか、いくらでも理由は考えられるが……そんな言葉は、人間から見れば大半の魔物に当てはまるだろう」

魔法使い「まぁそうなんだけどさ…」

 魔法使いは何やら考え込んでいる。

僧侶「お兄様、そろそろ、私たちに教えていただけませんか?」

司祭「おお、そうだった、横やりが入るもんだからつい長引いちまったな」

勇者「勝手にしゃべりだしたのはお前だろうが」

司祭「お? なんだ? お前らが何も知らないアホずらしてるから教えてやったんじゃないか」

魔法使い「…ほほう、喧嘩ね、買うわよ、戦士が、さあ目覚めなさいあなたの出番よ」

 魔法使いは傍らに寝むる戦士をペチペチ叩いた。

戦士「ふが……なんだ? 飯か?」

司祭「戦士、お前と戦うのはいつ以来だろうな? 人のありがたい話を前にぐうぐう眠りやがって」

戦士「お? なんだ? 喧嘩か?」

僧侶「なんでこんな時だけ察しがいいんですか! 違いますよ! 旅立つ私たちに、お兄様がオルガの解毒魔法を教えてくれるって話だったじゃないですか!」

 火花を散らす司祭と戦士の間に割って入り、僧侶が叫んだ。

司祭「ああ、そうだったっけ」

戦士「ああ? そうだったっけ?」

僧侶「オルガの感染対策はこれからの旅でも必須だ、だから俺と魔法使いも覚えたいって言ったのは勇者さまですよ、この場をなんとかおさめてください」

勇者「…ああ、悪かった…ちょっとドヤ顔の長話にイラッとしただけで…申し訳なかった」

司祭「はは、勇者、まず歯を食いしばれ、話はそれからだ」



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