過去ログ - 勇者(Lv99)「死にたくても死ねない死なない俺と、殺そうにも殺せない殺したい魔王」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2014/09/06(土) 22:57:10.52 ID:wtpJ9iTZ0
魔王に寝返りながら、なぜあの神父は神系魔法が使えた?
わからない
少なくとも神父は、女神様への信仰を捨てずに、魔王に従ったことになる。
どうやって?
わからない
……なぜ女神様は……神父に力を与え続けている?
わからない
捉えられてから二日が過ぎた、拷問はない……何もしてこない、なぜ?
わからない
神父の最後の言葉の意味は…
…わからない
わからないことが多すぎた
勇者はただ恐怖した。
ガチャリと牢が開く音がした
勇者はビクりと、視線を上げる。
魔王「勇者、元気そうだな」
魔王…その傍らには、若い女がいる。
女は恐怖と戸惑いの入り混じった表情を浮かべながら、あたりを見渡している。
勇者はこの女に、見覚えがあった。 かつて旅の途中で救った村の娘だ。
魔王「この女に、貴様の面倒を見てもらう」
勇者「……?」
魔王「入れ」
女「ヒッ」
女は、勇者のいる牢の中に突き飛ばされた。
牢が閉まる。
魔王「せいぜい世話をしてもらうといい」
魔王はそういうと、踵を返し去って行った。
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