過去ログ - 希「死なんといてね、ことりちゃん」ことり「知らないの?…私は死なない」
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◆Qe7X7xrNvI
[saga]
2014/10/01(水) 18:00:00.28 ID:8uTjGBO0o
錦野家 玄関
律子「…」
律子「…」ググッ… ヒュッ!!
シュルルッ…
ガシンッ!!
律子「これで…」
錦野家 食卓
真姫「…」
ツバサ「ふふふふ…」
あんじゅ「あはははは…」
英玲奈「…」ブッスー
シュラウド「…」
真姫「…」
真姫(気まずすぎる)
真姫(これが家族の食卓とか、世界中のお子さまはどれだけの心労を抱えながら育っていくのよ…)
真姫(机が馬鹿でかいのが唯一の救いね…。自然に距離が離れて会話する必要性が薄まるし…)
ツバサ「ふふ…、この日をどれほど待ち望んだことか」
ツバサ「覚えているかしら?この家で共に過ごした日々…。あ、真姫は私としか顔を合わせたことはなかったけれど」
ツバサ「あの頃は毎日が幸福で溢れていたわね…。幼い頃に過ごした苦痛が嘘のように」
ツバサ「まるで、夢のような世界に、私たちはいたのね」
ツバサ「最初は誰も信用できなかった英玲奈が、次第に私たちの心を許してくれて」
ツバサ「あんじゅはこの家で料理を初めて食べたとき、あまりにも美味しい食事を食べたことにびっくりしてたの、覚えてるわ」
ツバサ「真姫も、私と共に生活して、ぐんぐんと聡明に育ってくれたことを、実の姉のように嬉しかった」
ツバサ「これも全て、…あなたが私たちを引き合わせてくれたから。感謝しているわ、…今は、シュラウドと呼ぶべきかしら」
シュラウド「…」
真姫(…ん?今の話から察するに…、綺羅ツバサは藤堂英玲奈やシュラウドとの日々を悪しく思っている風ではない…?)
真姫(それどころか、懐かしく…、尊く思っている節すらある)
真姫(もしかしたら、これは…、説得の余地もあるんじゃ…)
ツバサ「そして、これが…、スカーレット・プリンセスが今、この場に…」ガチャッ
真姫「あ、あのっ…!」ダンッ
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