過去ログ - 希「死なんといてね、ことりちゃん」ことり「知らないの?…私は死なない」
1- 20
312: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2014/10/02(木) 02:45:32.99 ID:ZhD9akc7o
その夜。


真姫「…へぇ、そんなことがあったんですか」

ツバサ「無理よアイツ。仲良くなんかなれっこないわ」

真姫「いいえ、そんなことはありませんよ」

ツバサ「え?」

真姫「ツバサ、彼女から私が名前を聞き出すのにかかった時間、どれくらいだと思います?」

ツバサ「え、えっと…、あいつのことだから…、30分くらい黙ってたんでしょ?」

真姫「いえ、不正解です」

ツバサ「え、じゃあ…、40分?それとも1時間?」

真姫「それも違います。正解は…」

真姫「三日、です」

ツバサ「えっ…!?」

真姫「それまで一言も、本当に一言も私とは話してくれませんでした」

真姫「それだけ彼女は、人と接することを嫌っている」

真姫「でもあなたは、彼女と会って1分で会話ができている」

真姫「…きっと、すぐ仲良くなれるはずよ。期待してるわ、ツバサ」

ツバサ「あぅ…」


この人はいつもこうだ。

急に丁寧語をやめて、ちょっとドキッってさせてくる。

そうなると、反論できなくなるの。

このドキッっていうのは、なんなのかよくわかんないけど。

でも…、なんかムカつく!ズルい!

だけど、それやめて、って言ってもやめてくれない。

おとなのやりかた、なんだってさ。

なにそれ、意味わかんない。

あ、口癖、伝染っちゃった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
543Res/599.18 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice