過去ログ - 希「死なんといてね、ことりちゃん」ことり「知らないの?…私は死なない」
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334: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2014/10/04(土) 17:04:29.06 ID:PIqQBp0eo
コンコン

ツバサ「…ねぇマキ。ご飯だけど…」


『そこに置いといて』


ツバサ「あの…、あとね、あんじゅからのプレゼントで…」

ツバサ「ブレスレット、なんだけど…。おもちゃのだけど」

ツバサ「これ、アニメで四女がつけてるヤツらしいの!あ、四女と言ってもね!」

ツバサ「なんと私なんか五女よ五女!10歳のあなたより下だなんて…」


『うるさい。研究の邪魔よ』

『ご飯だけおいてとっととどっか行って』




ツバサ「…ねぇ、真姫」

真姫「はい?どうしたんですか?」

ツバサ「マキ、いつからああなっちゃったんだろうね…」

真姫「引きこもってしまったこと、ですか?」

ツバサ「…うん。あんなんじゃ、真姫の会社を継ぐことなんて…」

真姫「そう、ですね…。あれじゃ大変かもしれませんが…」

真姫「でも、私はツバサを信用してますから」

ツバサ「え」

真姫「私の星へ羽ばたいてくれるんでしょう?」

真姫「おかげで私は、私がいなくなっても後のことを心配せずにいられますよ」

ツバサ「…あはは。そうね…。なんて約束しちゃったのかしら」

ツバサ「あなたのツバサになる…。結構、荷が重い宣言だったわね」

真姫「…そんなこと、ないですよ」


彼女と同じベッドの上で、寝る前のいつもの会話。

8年間、ほとんど欠かさず私は、彼女と同じベッドで寝る。

今更やめろと言われても、やめられなかった。

こんなところを見られたから、あんじゅに五女扱いされたのかしらね…。


真姫「…そういえば」

ツバサ「ん?」

真姫「あんじゅから、家族、ですってね。ふふっ…」

ツバサ「な、なによ…」

真姫「いえ…。ツバサ、今までそういう表現、あんまり好きじゃなかったって感じでしたから」

真姫「もう『家族』は、くすぐったくないですか?」

真姫「もう、私とあなたは、『家族』で、いいですか?」


…全く、いつの話をしているのか。

私が、家族って言い方を好きじゃなかったのなんて、ほんの一瞬だったのに。


ツバサ「…当たり前でしょう。大好きよ、『家族』」


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