過去ログ - 希「死なんといてね、ことりちゃん」ことり「知らないの?…私は死なない」
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375: ◆Qe7X7xrNvI[saga]
2014/10/07(火) 02:23:15.21 ID:c4B2I/0wo
マキ「私ね、最初からあなたを疑っていたわけじゃないの」

マキ「あなたに計画を任せたりだとか、最強のメモリを渡したりだとか」

マキ「そんなの信頼してないとできないことよ」

マキ「けれど…、私は気づいてしまったのよ。あなたの真意に」

マキ「余命少ないあの女の命を永久のものとするため、ガイアインパクトを利用しようとする、だなんて」

マキ「当然そんなやつ、私の計画から排除してやる」

マキ「…けれどね、ユーフォリアのメモリは私ですら厄介だった」

マキ「あなたに逆らえば、なすすべなくやられてしまう。本気であなたにメモリを与えたのを後悔したわ」

マキ「だから…、あなたを殺すための駒が必要だった」

マキ「そしてその為に必要なのがライブメモリ。それと…、死体よ」

マキ「ライブメモリは使用者の心臓の役割を果たし、その人物に生を与え続けるメモリ」

マキ「でもそれには条件がある。使用者は既に死んでいる必要があるってこと」

マキ「ただ死ぬだけじゃなく、ちゃんと五体満足でいないと、復活させても録に動けないのも欠点かしら」

マキ「だからこそあなたに、裏切りもの、統堂英玲奈の排除を任せたの」

マキ「あなたなら…、英玲奈を殺すとしても、絶対に体は傷つけない」

マキ「愛しい幼馴染だもの。せめて美しく死なせてやりたい。…あなたはきっとそう思ったのでしょう?」

マキ「そして私の予想は大当たりした。あなたは華麗に美麗に英玲奈の心臓だけを破壊し、他の部位は完全に無損傷だった」

マキ「おかげで私は最高の兵士を手に入れることに成功したわ。ありがとう、ツバサ」

マキ「ライブメモリは死者を蘇らせるメモリ。けれど、ただ蘇らせるわけじゃないの」

マキ「心臓の代替を果たす代わりに、ライブメモリは使用者のあるものを食べてしまう」

マキ「それが、心」

マキ「ライブメモリは英玲奈の心を徐々に食べ尽くし、そして今、生ける屍と英玲奈は化した」

マキ「彼女には、どんな精神干渉も通用しないわ」

マキ「まさに、あなたを殺すためだけに生きる人形」

マキ「でもまさか…、Museにやられちゃうなんてね。それこそ想定外だった」

マキ「まぁでも…、それの方がかえって好都合だわ。初動がやりやすくなる」

マキ「そういうわけだから、さよなら、ツバサ」

マキ「私は私の計画を遂行する。あなたはそこでおねんねしてなさい」

マキ「裏切りものは、消えるのね」


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