過去ログ - 希「死なんといてね、ことりちゃん」ことり「知らないの?…私は死なない」
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◆Qe7X7xrNvI
[saga]
2014/10/20(月) 01:05:13.76 ID:HDysVaBYo
音都図書館内
真姫「へぇ…、この街、音都、っていうのね…。変な名前」
凛「真姫ちゃん、そこの本、とって」
真姫「あ、はいはい。これね。…よいしょ」
凛「さんきゅーにゃ!」
真姫「…ベル、ベル、っと…」
凛「あ、そういえば、さっきの話なんだけどね…」
真姫「ん?あぁ…、この世界の私のこと?」
凛「うん。…実は、この世界の真姫ちゃんは…」
凛「もう、消えちゃったの」
真姫「消えた?死んだ、じゃなくて…?」
凛「…これも、話すととっても長くなるから、本読みながら、聞いて欲しいにゃ」
凛「凛と、希ちゃんと、真姫ちゃんの…、これまでの軌跡を」
・
・
・
真姫「…そいつは、たまげたわね。そんな特撮みたいなこと、実際にあっただなんて」
凛「でしょ?ふふ…、これだけはどんな世界でも負けない気がするにゃ」
真姫「大変ね…、この世界の私も」
凛「…うん。でも、真姫ちゃんは…」
凛「その大変な決断をひとりで背負って…、この街の未来を救ったんだにゃ」
凛「真姫ちゃんは間違いなく…、この街のヒーロー、だったよ」
真姫「…ん?あれ、でも…」
凛「にゃ?どうかしたの?」
真姫「あ、いえ…、おかしいのよ」
真姫「この世界の私が消えた、っていうのなら…、私はこの世界に来ているはずがないのだから」
凛「え?」
真姫「このスイッチはね、別世界の同位体と身体を入れ替えるスイッチなの」
真姫「『入れ替える』ってことはつまり、どちらにも存在している必要がある」
真姫「私が今ここにいるのなら…、この世界にも私が、絶対に存在していたはずなのよ!」
凛「…え?だ、だったら…」
真姫「あ、それとも…、やっぱり私のクローンが?それなら納得できるけど…」
凛「そ、そんなはずないよ!真姫ちゃんのクローン…、正確には錦野真姫のクローンは、この世に二人しかいないはずなんだから」
凛「そのうち一人は死んで、そしてうちの真姫ちゃんは、消えた。…はず、だけど」
凛「でも、それじゃあ真姫ちゃんは移動してきていないはず、だから…、ってことは…」
凛「本当に、真姫ちゃんは…、いた、ってこと…?」
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