過去ログ - 希「死なんといてね、ことりちゃん」ことり「知らないの?…私は死なない」
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◆Qe7X7xrNvI
[saga]
2014/10/23(木) 00:58:17.64 ID:nvnzdj11o
森
あんじゅ「…やっと、見つけた」
あんじゅ「こんなところにいたのね、真姫。…いえ、今は…、シュラウド、だったかしら」
シュラウド「…」
シュラウド「あんじゅ。…真姫、で、大丈夫ですよ」
あんじゅ「…もう、ツバサちゃんはいないんだから」
あんじゅ「その丁寧語、やめにしたら?」
あんじゅ「ツバサちゃんのために、そんな似合わない喋り方にしたんでしょう?」
シュラウド「…」
シュラウド「…いえ、もう、いいのです」
シュラウド「ツバサだけでなく、あなたたちと喋る時にも…、もう、癖になってしまったので」
シュラウド「今更、やめられません」
あんじゅ「…あぁ、そう」
シュラウド「それで…、何を望むのですか?」
あんじゅ「…再起動。そして、私なりのガイアインパクトを」
シュラウド「…そう。あなたの知りたい答えは…、『音楽室』にあります」
あんじゅ「意外ね…。あなたがこんなにも素直に協力してくれるなんて」
あんじゅ「ツバサちゃんの好意には応えなかったくせに」
シュラウド「…家族、ですもの」
あんじゅ「え…?」
シュラウド「間違っていると思えば正す。そして、己の間違いを気づかせる」
シュラウド「それが…、母のすること、でしょう?」
あんじゅ「母…」
シュラウド「ツバサは…、私以外を見ようとしなかった。私以外のすべてを…、犠牲にしてきた」
シュラウド「そうしてなし得ることに、意義なんてないと、…気づかせたかったの」
シュラウド「だけど…、あんじゅ」
シュラウド「あなたは…、あなたは、自分の思うようにして、ください」
シュラウド「自分が、正しいと感じたことを、正しいと思うままに…」
あんじゅ「…」
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