過去ログ - 【Fate】壊れた観測機械と聖杯戦争【安価とコンマで】 -SS速報VIP

過去ログ - 【Fate】壊れた観測機械と聖杯戦争【安価とコンマで】

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964: ◆PLTbiiswfL.Y[saga]
2014/09/21(日) 14:57:10.93 ID:G4gKH1VMo

　　　　　　　　　　　　　…そこまで王様が言ってくれた所で、私はこのままじゃ駄目だと思った。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　王様は、私と王として向き合ってくれているんだから。

　　　　　　　　　　　　　　　　　ならば。私も王として英雄王様と向き合わねばならない。

　　　　　　　　　　　　セブンスにもう大丈夫だと告げて、自分の中から今必要な物を引き出す。

　　　　　お母様が居る状況だけれども、眼前の黄金の王をイメージすると、王質を遮る壁は呆気なく破壊された。

　　　　　　私の様な贋作、偽り、二次作用による王化とは違って、目の前に居るのは純粋な王の中の王だ。

　　　　　　　　そのため彼を夢想するだけで、空の王質は簡単にON/OFFが可能になったのだろう。

　　　　　　　　　思考が蒼に塗り潰されていくイメージ。自分という存在が空の彼方に消える感覚。

　　　　我が身に顕現するは確かなるカリスマと、彼と向き合えると願いたい、私ではない何かの思考性。

　　　　　　　　　　　　やがて。礼拝堂は彼と私の王気で、更に重々しい雰囲気に変わりゆく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　それをただ面白そうな眼で見るのは、英雄王様だ。

　　　先ずは彼の言葉を遮る形になってしまったことを謝罪して、彼が先までに紡いでいた言葉の続きを繋いでいく。

　　　　　　　　　　　これから語ることこそが王としても、私としても正しい物なのだと信じて―――

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