795: ◆7SHIicilOU[saga]
2015/02/25(水) 09:59:16.52 ID:nBSQk3tOo
>>788
背中に時限爆弾を背負ってる気分だ。
しかもそれは世界巻き込むレベルの爆弾で、
いつその瞬間が来るかもわからない。
ただただ焦燥感だけがチリチリと肌を焦がす。
ガタン。と音がした。
発生源に目を向けると会議室の入り口、
鍵をかける事も忘れた扉の隙間から不安そうな目が見つめていた。
――落ちつけ、落ち着け。俺がみんなを不安がらせてどうする。
「……どうした?」
「いま、大丈夫ですか?」
扉を開いて入ってきたのは二人。
安斎都と今井加奈。おずおずと部屋に入ってくる。
「えっと……現状を打開する方法を探ってみようかと
色々皆さんから聞き込みをしてみまして……特に様子のおかしかった方達から。
それで重要そうな事とかをとりあえず――」
「私が要約して箇条書きにまとめてメモして置きました!」
こんなことしかできないですけど、と。
差し出されたメモ帳には細かい丁寧な字がびっしりと書き込まれている。
・346プロダクション。 →ほぼ全員の口から 事務所を認識できない時などに発言
・プロデューサー
・別人を見てる可能性 大柄? 無口?
・先輩方を他人と認識してる可能性大
・765プロ 876プロ 961プロの単語が出てくる場合も有り
・315プロ 東郷寺プロなどは確認できず → 同様に玲音さん、舞さんも確認できず
・日付はキチンと認識してる
・異常が見られたアイドル同士はお互いをキチンと認識してる模様
「……これは。なるほど、ははっ。こんなことなんてとんでもない!
二人とも助かった! おかげで見えてきた!」
「ひゃぁ!?」
「きゃあ!?」
一通り目を通して思わず二人を抱きしめた。
立場がなければ頬にキスしてやってもいいくらいだ。
これだけわかれば、これさえわかれば十分だ。
「二人に頼みがある。いま無事なアイドル、全員を集めてくれ。
これから緊急ミーティングだ」
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