813: ◆7SHIicilOU[saga]
2015/02/25(水) 21:21:06.87 ID:nBSQk3tOo
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「いやぁ、たまげたぜ。いきなりおっさんに呼ばれたと思ったら何も聞かず
早急にあのへっぽこの所に行って来いだもんな」
「あはは、でも冬馬君ってばなんだかんだいの一番に向かって『なんかあったのかっ!?』って優しいよねぇ」
「うっせぇぞ翔太! あいつには色々借りがあるからな……」
「ふふっ、しかし実際アタシもこんなメンバーでステージに立つとは思って無かったよ。
彼の顔の広さというか、彼の人望というかを見せられた。ね、東郷寺さん」
「はぁ? アタシはジュピターや玲音と違ってビジネスで来ただけ。あんな奴しらねっつの」
「よく言うわよ。事務所前でタクシーから降りてる時はそんな風には見えなかったけど」
「あん? 適当な事言ってんなよ夢子。潰すぞ」
「そういうのやめたんじゃなかったの?」
ステージが終わり、幕が降りた。
控え室には普段の仕事ならまず見ることはない面々が一様に顔を合わせて談笑をしている。
「……くく、助手よ。君はやはり面白い」
段々と険悪になっているのか、はたまた喧嘩するほどなのか。
仲裁に入るか否か悩んでいるとスポーツドリンクを片手に晶葉が笑いながらよって来た。
「まさかこんな手段を取るとはね、いや、逆に君らしいのか。
世界が一つにまとめられない為の手段に世界を一つにまとめようとは、ね」
夢子と麗華が額を突き合わせにらみ合ってるのを横目に俺は笑って返す。
「核よりもでかい、俺に用意できる最大の爆弾だ。大成功だったろ?」
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