881: ◆7SHIicilOU[saga]
2015/03/05(木) 10:06:53.17 ID:q4qOcSFEo
こほん。と、今度は春香さんが軽く咳払いをして。
「とにかくね、私と卯月ちゃんは数字的に似てるし。
世間的にも類似アイドルみたいに扱われてるの」
「類似アイドル?」
「CMで、私が無理だったら卯月ちゃん、卯月ちゃんがダメだったら私。みたいな」
そういうの昔雑誌とかで色々流行りましたね。
浜田さんと泉谷さんとか。
「具体例は出さなくていいです」
「はい」
「なんにせよ、一緒くたに扱われるのはよくないと思うの!」
力説とはこの事なんでしょうか?
なんか嫌な事でもあったんでしょうか、と思うくらいに強く言われてしまいましたけど。
……んー。
「私は、……春香さんと一緒って、結構嬉しいですけど」
「ふわぁっ!?」
思ったことを率直に言ってみたら春香さんはぴょんと飛び上がって、
なんか面白い顔をしてこっちを見てました。
目が若干いつもより大きく開いて口もぽかんとして、
蓋を開けたまま放置したコーラよりも気が抜けた姿になってます。
ファンには見せられませんね。
「ど、どうしたんですか?」
「……危ない危ない。今の台詞はダメだよ卯月ちゃん、私が男の人だったらキュン死してたよ」
ふぅと息を吐いて額を腕でぬぐう仕草。
そんな変な事を言ったかなぁと思い返してみるも特に思い当たる節はなくて。
「と、言う訳で卯月ちゃん普通脱却計画始動! ゴー!」
考えてるうちに勢いでもっていかれそうになってます。
「脱却って……具体的にどうすればいいんですか?」
「さぁ? ほら、卯月ちゃんってお尻大きいし、そこをもっとアピールしていけばいいんじゃないかな?」
「適当っ!」
まさかの具体案なし。
世界新記録がでそうな位の超投槍です。
遠投遠投、着地点は見えず右往左往してしまいます。
「じゃあほら、あれだよ。Angel´sのミステリアスキュート四条貴音女史に聞いてみたら?」
「聞いてみたらって……、あれ? 春香さんは?」
「私はもうそろそろラジ関行ってモモノキの収録しないとだから……じゃ! 頑張ってね!」
そういい残して春香さんは行ってしまいました。
えっと……どうしよう。
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