過去ログ - 酢乙女あい(15)「『乱雑解放』【ポルターガイスト】を調査しますわ」
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119:>>1 ◆aMcAOX32KD1b[saga ]
2014/11/07(金) 23:24:17.12 ID:1DmKdPVL0

一方その頃『彼』はと言うと、思わぬ知人との再会を喜んでいた。

「まさかまた会えるとはね」

眼を輝かせ、体全身で喜びを表しながら言うしんのすけに対して、その知人は冷静に話しかけた。

「ええ、ですが今は、時間が在りません。しんのすけ君、単刀直入に言います」

「なに?」

「この世界に危機が迫っています。また以前の様に協力してください」

「うん解った。じゃ、とーちゃんとかーちゃん、ひまわりにシロも……」

「いえ、前回とはいささか事情が違いまして、今回はしんのすけ君だけでいいのです。むしろ、みさえさん達を巻き込むわけには……」

「そうなの?で、オラは何をするの?」

「ついてきてください。事情は道すがらお話します」

しんのすけが案内された先は、オティヌスのいるアパートだった。

「あれ?ここって……」

意外な場所に連れてこられ、しんのすけが少々おどろいていると、部屋の戸が開けられ、オティヌスが顔を出した。

「ほう、貴様の方から私を訪ねてくるとはな……丁度こちらも、今度こそ貴様を討つ準備が出来たところだ」

「いや、ココに眼帯のお嬢ちゃんが居るなんて知らなかったし、その台詞は敗北フラグだと思うゾ?」

「しんのすけ君、君にしてもらいたい事というのは、私が説得に失敗したら彼女を止めることです」

オティヌスは、その時初めてこの場にもう一人居る事に気がついた。

「な、なんだその『光る玉』は?」

しんのすけの知人は、しゃべり発光している球体と言う姿をしていた。

「ほらだから言ったでしょミライマン」

そう言ってしんのすけは、懐から怪獣型のソフトビニール人形を取り出した。
対して彼からミライマンと呼ばれたしゃべる光玉は、渋々といったようすでその人形の中に入っていく。

「確かに私の姿は目立ちますが、シリマルダシに入ってもソレは同じなのでは?」

「でもコレならいざと言う時は『腹話術です』ってごまかせるゾ?」

「おい!!だから一体なんなんだソイツは!?」

自分の質問に答えず会話しはじめた二人に対して、オティヌスが再度問いかける。


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