過去ログ - 酢乙女あい(15)「『乱雑解放』【ポルターガイスト】を調査しますわ」
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188:>>1 ◆aMcAOX32KD1b[saga]
2014/12/24(水) 19:49:49.75 ID:1zYJwQNO0
学園都市地下の何処か 停車しない超特急
                      てっちゃん
しんのすけ「ほい着いたゾ。相変わらず世界中の乗鉄聴鉄達が泣いて羨ましがりそうな環境ですな」
             クイテツ
亡本「私はどちらかと言えば喰鉄かな。まあ鉄道じたいにはあまり興味も無いのだが」

しんのすけ「オラの父ちゃんは鉄道オタクだったけどね」

亡本「さて野原君」

しんのすけ「解ってるって。『亡本のオジさんは外食になんか行っていない』でしょ?」

亡本「責任ある立場と言うのも考え物だな、美味しい料理を食べに外出する事も出来ない」

しんのすけ「その分腕の良い専属料理人を雇っているじゃない」

亡本「それでもさ。料理と言うのは作った料理人次第で十人十色だからね、色々な料理を食べてみたいのだよ」

しんのすけ「亡本のオジさんは本当に食欲に忠実に生きてるよね」ヤヤヒキ

亡本「とは言え」

しんのすけ「お?」

亡本「確かに以前の私ならば、専属料理人の料理だけで満足していただろうね……」

しんのすけ「えーと……オラのせいですと?」

亡本「ふふ、君と出会わなければ、きっと今でも私は狭量な偏見に凝り固まっていたんだろうね……あの、グルメッポーイの様に」

しんのすけ「おシリ合いだったの?」

亡本「料理と食材に対する考え方の違いから袂を分かったがね……野原君」

しんのすけ「何?」

亡本「改めて、礼を言わせてくれ。一人のグルマンとして、感謝しているんだ……『A級グルメ機構』の暴走を、止めてくれた君にはね」

しんのすけ「いいよ。オラ一人でやった事じゃ無いし、そもそもオラ達がやった事は『ただ焼きそばを作っただけ』だしね」

亡本「ふふ、謙虚な事だ。さあ君ももうそろそろ家に帰りなさい、こんな時間まで付き合わせてしまってすまないが」

しんのすけ「おわ、もう完全下校時刻過ぎてた。じゃあね亡本のオジさん、さっき頼まれた事も近い内にやっとくから」ノシ

亡き本「ああ、頼んだよ」

ドア<コンコン

亡本「入りたまえ」

前髪パッツン美人秘書「失礼します……どなたかいらしてたのですか?」

亡本「ああ、野原君だよ」
                              テレポーター
秘書「そうでしたか。確かにこの地下超特急の亡本様の私室へは空間転位能力者でも無ければ来られませんでしたね」

亡本「彼の能力は『空間転位』では無いのだがね(まあ彼以外には『腕輪』を扱える者が居ない以上、彼の能力と言っても良いのかもしれんが)」

秘書「……ではどのようにしてここへ」

亡本「野原君に関する事は、あまり深く考え無い方が良い」

秘書「かしこまりました」

亡本「私自身、彼と初めて会った時は驚きの連続だったなあ」


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