過去ログ - 酢乙女あい(15)「『乱雑解放』【ポルターガイスト】を調査しますわ」
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◆aMcAOX32KD1b
[saga]
2014/12/26(金) 21:10:51.85 ID:qMR3LDZu0
亡本は直ぐに『焼きそばのお礼がしたい』と言う名目で彼を招待した。
「いやぁお礼なんていいんですよ」
遠慮のカケラも無くこちらの用意した料理をパクパクと食べながら、件の少年、野原しんのすけは言葉でのみ断りを入れる。
彼が言うには『あの焼きそばは不法侵入に対する迷惑料』とのことだった。
「ふむ、ではこうしよう。あの焼きそばのレシピを教えてくれ、この料理はその情報料だ」
「オーケーオーケー。まずソースがね……」
あまりマナーの上では褒められた事では無いが、二人は食事と共に会話を続けた。
しんのすけの話では、昔食べた『秘伝のソース』の味を再現してみようと色々やってみた結果、ある程度納得できるモノができたので
この街でこれから度々世話になるだろう人物に、そのソースで作った焼きそばを手土産に出かけたと言う事だった。
「しかし間違って私の所に来てしまったと……その世話になる人物とはひょっとして統括理事会のメンバーなのかい?」
「うん、亡本のオジさんもなんでしょ?どおりで出るとこ間違えちゃったわけだ」
亡本は考える。
彼が既に統括理事の、誰かしらの庇護下にあるのは意外でもあるが同時に納得の状況でもある。
何せ新しい超能力者だ。誰でも手に入れようと動くだろう。
しかしそれならば何故今日自分は彼を招待できたのだろうか?
普通は彼に入知恵して断らせるなり、何かしらの邪魔をするだろう。
考えられる可能性はこうだ。
誰かは知らないが、その統括理事は彼を利用するつもりは無い。
彼が助けを求めたら助けるが、それ以外は彼の自由にしている。
だとすれば、そんな『お人好し』のメンバーはあの二人の内のどちらかだろう。
「君に世話を焼いてくれるのは『親船最中』と言う人かい?」
「いや?違うゾ?」
成程もう一人の方かと察し、ならば不快にさせるかも知れない無用な詮索は避けるべきだと別の話題を向ける。
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