過去ログ - 酢乙女あい(15)「『乱雑解放』【ポルターガイスト】を調査しますわ」
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◆aMcAOX32KD1b
[saga]
2014/10/25(土) 21:08:43.77 ID:3o6Ncmuw0
そしてその内容に彼女は毒づいた。
(クソッタレが!!無能共がいいかげんな仕事しやがって!!)
射程距離が0と言う事は能力使用中は水塊に触れ続けていなければならないのだろう。
しかし水を紐状に伸ばし続ければ遠距離攻撃も可能なはずだ。
水量にしても、それが限界とは思えない。
そうした『事実上の限界』のデータがスッポリと抜けている。
おおかた実験動物への負担なんかを気にして『限界を調べる』事をしていなかったのだろう。
これだから『木原』以外の科学者は無能なのだ。
ヤリ
(だがまぁ、コイツの戦い方は今のでだいたい解った)
レベル4 レベル3
要は物量戦だ。たしか水流操作は大能力に近い強能力であってもその最大水量は300Lチョイのはず。
そんな中で1000Lを操れると言うのは相当な自身に繋がる。
(なら自分の得意分野で戦おうとするよなぁ?)
大型駆動鎧の腕と肩を繋ぐワイヤーを巻取り戻しながら、テレスはボーを挑発する様に話す。
「成程なぁ。鞭じゃなくハンマーって事か、その大きさなら約1トン……その数字だけなら大能力者級だな」
だが。と、テレスは一呼吸置き大型駆動鎧を操作する。
「テメェの能力はもう『書庫』で確認済みだ!!一つしか動かせない水塊でコイツをどう防ぐ!?」
左右のロケットアームが同時に発射される。
「別に、防げない、わけでも無いけど、避ける方が楽だね」
ボーのもつ水の鞭が地面を叩くと、彼は棒高跳びの選手の様に高く飛んだ。
その直後、彼が今まで居た位置で二つの金属の塊がぶつかり合い大きな音を響かした。
そしてそこからやや後方に、彼は水をクッションにする事で無難に着地する。
「延びたワイヤーはすきだらけだよ」
鞭の先が膨らみ、楕円形の刃と成りワイヤーを二本とも切断する。
「なっ!?」
強靭なはずのワイヤーが切られた事に、テレスは驚く。
スピーカーから漏れたその声を聞き、ボーは口の端を上げる。
「何に驚いてるのさ?今のは水塊を高速で回転させてただけだよ」
「なんだと!?テメェまさか……!?」
テレスは『木原』として、今眼の前で起きた事に対して冷静に考察しようとする。
確かにウォータージェットはレーザーに並ぶポピュラーな金属加工技術だが、
それを実際に行うには音速ないしそれに近い速度で、対象に接する面積は可能な限り最少にする必要が有る。
水塊の移動速度もmm単位での形状の精密操作も、そのどちらでも、既に大能力の域すら超えている。
まさか『自在化鞭』【パンゴリンズタン】には水塊数1と射程距離0以外の制限が無いと言うのか!?
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